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堀内知之 2018年作品
題名:ボディ
作者:堀内知之
・去年迄、自動車の半分水没したボディを造っていましたが、今年は飛行機に挑戦しました。
・インスタレーション作家


翼の無い飛行機を広い床に置いたインスタレーション作品です。
よく見ると機体半分が水平に沈んで見えます。
飛行機の機体半分を水平に切り落としたボディです。
圧倒的な喪失感を受けます。
それゆえ失ったものの不完全な美しさが浮かび上がります。
首や腕が無いビーナスのトルソーが美しいように。
作者は何度も何度もドローイングを繰り返して、
飛行機の機体を造りました。
その機体は人間の身体を思わせる曲線を描いて美しいです。
床に置かれた翼の無い飛行機は、
その空間を幻想の世界に引きづり込みます。
日常との大胆な距離感が素晴らしい風景を生み出しています。
生死の間を彷徨う幽霊の飛行機が飛んでいます。
美しいですけど怖い作品です。

作者の今までの制作活動から大きく飛躍した傑作です!!!
これから10年はこの「不完全なボディ」シリーズを続けて欲しいです。
来年はどんなボディを幽霊にして見せてくれるか?
今からドキドキしています。(藤澤伸太郎)


翼の無い飛行機が
灰色の大空を飛ぶ

貴女が乗っていた美しい飛行機が
幽霊になった

消えてしまった飛行機のボディを
僕は何度も何度もなぞる

貴女と歩いた細長い道
曇り空の風の香り

翼の無い飛行機を僕は作る


2018年10月13日

 

| oiai | 19:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ワークショップ、レクチャーの様子
2018年8月14日(火)〜19日(日)
oiai美術展がクリエート浜松3階で開催されました。
連日の猛暑のなか、たくさんの方が会場に訪れました。おかげさまで展覧会は大変好評でした。
今年の展覧会は「変化し続ける新しさ」をコンセプトに、それぞれメンバーたちが勇気を持って
自分を壊しながら新しい形を造り出しています。そんな変化し続ける新鮮な展覧会になったと思
います。
又、会場全体がインスタレーションされた空間になっていた点も良かったです。
今年は更にレベルが上がっていると言う感想を多く貰い嬉しかったです。
今後ともoiaiしか出来ない新しい形の雑多な展覧会を目指して行きます。

最終日19日(日)の「ワークショップ、レクチャー」「アングラ演劇」では、たくさんの方々の
ご協力大変ありがとうございました。
ワークショップ、レクチャーでは、14名の作家、小西宣生、鷲見友佑、瀧嶋三稀、大石有彩、
山下雅稔、小坂颯、安藤朝香、袴田竜太郎、岩本菜生、久保田華布、野田晴太、大村美桜、
スギヤマサトミ、柏原崇之がそれぞれの作品のワークショップ、レクチャーしました。
独創的な作品に親しみが湧き、刺激になり、大変楽しい時間を体験が出来ました。 
又、自画像を描く体験では参加者たちが大変ユニークで面白い自画像を描いてくれました。

oiai美術展作品は、後日ブログに載せていきます。
「アングラ演劇」の様子は後のブログに載せます。(藤澤伸太郎)

 

| oiai | 08:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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