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鈴木沙也子 2016年作品

題名:熱帯夜
作者:鈴木沙也子
素材:キャンバスに油彩50号
・「不安」をテーマに作品を制作しています。
・武蔵野美術大学 油絵学科油絵専攻卒
・ホームページhttps://122332182735.jimdo.com/
・告知●鈴木沙也子・石原愛海二人展「考えたくない人たち」
2月12日(日)〜3月5日(日)
elle a boode (エルアブード)
静岡市葵区両替町1-3-18

 

熱帯夜、部屋にサボテンが侵入してくる油絵50号の作品。
真夏の夜に、庭にある鑑賞用のサボテンが突然、野生化して、大蛇のように窓から侵入してくる絵です。
まことに、アイロニックな絵です。

作者の「無意識」がサボテンを化け物のようにユーモラスに描いています。
特に、その筆使いがにょきにょきとした動きを生み出して面白いです!
不安からか、恐れからか、作者が身体の内から突き動かされて描いています。
描くことに純粋さを感じて、ドキドキします。素晴らしいです!
いろいろな形のサボテンを描いたのも、次々と現れる恐ろしさが出ていいです。

ただ、大きな花の部分は要りません。綺麗に見せるための絵になってしまってます。
折角、「鑑賞から開放された絵画(サボテン)」になっていますから、それに徹して欲しいです。
見せるための絵から開放されたサボテンは、会場に化け物のように侵入して来ます。
次回作が期待されます!!(藤澤伸太郎)


熱帯夜サボテンが にょきにょき侵入する 鑑賞から開放された性


2016年2月7日

 

 

 

 

 

| oiai | 01:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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