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岩澤菜生 2016年作品

題名:nonuniform
作者:岩澤菜生
・真っ赤なだぶだぶの野球ユニフォームファッション
・女子美術大学 アート・デザイン表現学科ファッションテキスタイル4年

野球のユニフォームをモチーフにだぶだぶ衣装のファッションデザインです。
真っ赤なユニフォームが大変カッコいいです!!
作者は野球のチームに入っていて、練習が嫌でネガティブな気持ちを形にしました。
それで、だぶだぶで野球が大変しにくいデザイン服にしています。
自分の「悩み」を格好いいファッションにしています。
その「悩み」から生まれた無意識がだぶだぶのユニフォームになり、風にはためいて大空に飛んで往くようで大変面白いです!傑作です!!
又、背番号、チーム名が微かに見えます。その危うさもいいです。

─「悩む存在」が生まれることを回避するのではなくて、それをつくり出すのを得意とするのが、アーティスト……なんじゃないか。─ 藤浩志

…小学生4年の時、浜松航空自衛隊基地の写生大会に美術部として参加しました。
動物園とは違って、基地の風景は嫌で、基地の建物を暗く、青空を赤く塗り潰しました。とても怖い風景画になりました。
すると後ろで見ていた山下清画伯(審査委員、裸の大将の…)が僕の絵を大変誉めてくれました。賞を取りました。
その時、絵は嫌な自分の気持ちでも正直に表せばいいのだと思いました。
それから、ピカソゃダリがとても好きになりました…(藤澤伸太郎)


真っ赤なだぶだぶユニフォームが 風にはためく 動きにくにくい悩みがファッション   

航空基地の写生大会いやで青い空を赤い色に染めた

2017年1月4日

 


 

| oiai | 09:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
山本寛之 2016年作品

題名:untitled
作者:山本寛之
・作品の説明など
蛍光ペーパー、鉛筆、水性マーカー、床に4メートル四方のインスタレーション作品
・トンボを描きました。 並べたら植物に見えてきました。(山本寛之)

ピンク、黄緑の蛍光色の厚紙に巨大なトンボを描き、それを切り取り、たくさん床に並べたインスタレーション作品です。

遠くから見ると大変華麗です。ピンクピンクの花々が床一面に咲き誇っています。
近づくと、それは巨大なトンボがユーモラスにいっぱい繋がって、円舞曲を踊っています!
又、トンボをよく見ると、男性、女性の性器を想起させる形していて、ドッキ!とします。セクシャルです。
更に、もっとよく見ると、トンボの尻尾が腐敗しています。とてもシュールです!
まるで、咲き誇った花々が腐り土に還るイメージを感じさせます。
いろいろな見方が見えてきて面白いです。大変優れた作品です!!

僕が一番好きなのは、尻尾が腐敗していくダーティな表現です。斬新です!
特に濃く描いてあるところが黒光りして独特な美しさを醸し出しています。
だから、もっとこの腐敗していくダーティな表現で攻めて欲しかったです。
蛍光色のピンクと黄緑の紙を全身腐敗したトンボに変貌して欲しかったです。
遠くから見ると、大地に花々が腐っていくイメージで、圧倒的なデカダンスの美しさに成りえたと思います。
次は、このダーティな表現で…期待します。(藤澤伸太郎)


ピンクピンクトンボトンボ デカイ目ん玉長ーいしっぽ 花々花々腐りゆく土と花の円舞曲

 
2016年12月12日 
 

| oiai | 09:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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