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東京大学生産技術研究所「ELEGANT CELL」展 鈴木康広
鈴木康広(国内外で大活躍のアーティスト)が東京大学生産技術研究所「ELEGANT CELL」展に出展します。
細胞を用いた「ものづくり」への新しい挑戦です!


2016年2月17日(水)-2月23日(火)11:00-19:00(入場無料)
東京大学生産技術研究所S4棟1階ギャラリー


彼の代表作「大きな空気の人」は、最近いろいろなところに出没しています。
巨大な姿には圧倒されますが、周りの広大な風景をその身体に見事に吸い込んでいます。
その「存在と無」のバランスが素晴らしいです。

彼の最近続けている「見立ての標本」では、彼が日常目に入るあらゆるものを、見立てて、面白い発見をしています。
私たち人間からの視点と物や風景からの視点のボーダーに絶妙に位置し、その危うさがドキドキさせます。まさに、彼の見立ては妖怪変化です。

今回は、細胞の未知の世界にアーティストとして、始めて挑戦します!
彼がいったいどんな見立てを見せてくれるか!楽しみです。
是非、細胞の不思議な世界を見に行ってください!!

…僕は、ずっと前、細胞をテーマに作品を造っていました。
大きな画面に小さな粒々を大量に付けた作品です。
その時知ったのですが、細胞は、自分自身を破壊して、新しい細胞を生み出す不思議な力があるということです。
細胞は破壊する力が大変強いので、最も創造的に生きることが出来ると思いました。
その時、「破壊」を内包した作品を造ることが出来、自分では、傑作が生まれました。細胞に教えられました…(藤澤伸太郎) 


我が身を壊して 細胞が生まれる 広大な庭ゆうゆう横たわる大きな空気


2016年2月15日


東京大学生産技術研究所
「ELEGANT CELL」 展に出展します


これまで、バイオエンジニアリングの領域にデザイナーが関わることはほとんどありませんでしたが、
東京大学山中研究室は竹内研究室と共に、細胞を用いた「ものづくり」への新しい挑戦を始めました。
今回いつものギャラリーは、小さな実験室へと姿を変えます。
細胞の彫刻や新しいデザインの実験器具が並ぶ空間で、これからの生き物、そして人間の、新しいかたちを想像してみてください。
(「ELEGANT CELL 細胞とバイオマテリアルの小さな実験室」webページより)

今回、ゲストアーティストとして作品を出展するとともに、トークショーにも参加させていただくこととなりました。ぜひご来場ください。

「ELEGANT CELL 細胞とバイオマテリアルの小さな実験室」
展示期間:2016年2月17日(水)-  2月23日(火)
開館時間:11:00 – 19:00(入場無料)
場所:東京大学生産技術研究所S棟1階ギャラリー
主催:東京大学山中研究室、ERATO竹内バイオ融合プロジェクト
協力:パナソニック ヘルスケア株式会社、カールツァイスマイクロスコピー株式会社、公益財団法人 日本ユニフォームセンター

トークショー
登壇者:竹内昌治(東京大学教授)、山中俊治(東京大学教授)、鈴木康広(アーティスト)
日時:2月21日(日)14:00 – 15:30
場所:東京大学生産技術研究所S棟プレゼンテーションホール

ELEGANT CELL
http://www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp/exhibition/rp02/

BOOKSCAN インタビュー掲載
「既存に油断しない 自由な時間軸で生み出す 感覚のかたち」

『本にまつわる想い』をテーマに、仕事や著書に関するエピソードをインタビューしていただきました。

詳細は下記サイトにてご覧ください。
https://www.bookscan.co.jp/interviewarticle/585

| oiai | 02:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
岩澤菜生 2015年作品
題名:「ガラガラクタクタ」「無駄着」
作者:岩澤菜生
・女子美術大学 ファッションテキスタイル表現3年


一関節が曲がっている指が吊るされている不思議な作品。
作者の癖を作品にしたところに強く惹かれます。
変な“こだわり”が魅力です。(山本寛之)


「ガラガラクタクタ」
10本の指を紐で吊り下げて楽器にしたオブジェ(物)です。
作者は、常日頃の癖で10本の指を一関節で曲げていると言ってました。
その一関節で曲げた自分の指を木彫で作り、紐で吊り下げて楽器にしました。
自分の癖のあるリアルな指を楽器にした大変エキセントリックな「痛い」作品です。

思えば、ギターやピアノ等の指を使う演奏では、大変指が痛くなりますし、楽器自身もかなり「痛い」と感じていると思います。
その痛みが楽器を震わせ、音色を響かせます。
自分が物としての楽器に擬態してしまう発想が、大変斬新ですし、それによって、作者だけでなく、私たちも楽器の痛みや、喜び…をダイレクトに感じることが出来ます。

風に吹かれて、吊した指がぶつかり合い音を奏でますし、見る人が自分の指で触れて演奏も出来ます。
それが、とても刺激的で作者の指と直接触れ合っている気持ちになりますし、
楽器の指の動きでいろいろな気持ちが伝わってきます。
大変優れた作品です!!

他の人の指でも作って欲しいです。
例えば、たくましい男の人の指、小さな子供の指などの楽器、是非作って欲しいです。

…20代前半の元旦、浜松の街中でアングラ演劇をやりました。
10人ぐらいがそれぞれの役で演じました。(街頭で)
僕は、白いぼろぼろの布をまとい、真っ赤な絵の具の水を全身に浴びて、ほとんど裸に近い状態になり、
オモチャの機関銃を持ち、バァーンバァーンと大声で街中を走り回りました!
寒さで身体中痛かったです。
痛さの中、身体全体を「楽器」にして、音(台詞)を大声で響かせました!
この劇は、東京まで話題になりました。(藤澤伸太郎)


風に吹かれて 吊した指が鳴り響く 元旦の街中バァーンバァーン深紅の音が駆け抜ける


2016年2月3日

「無駄着」
服にいくつも襟首を付けた作品です。
アイデアは大変面白いですが、物足りない感じがします。
発想が生のまんまで、作者のリアルなものが表れていません。
例えば、作者が「そそっかしい」なら、襟首、袖口、ポケット、ボタンが違った位置なって着れなく(無駄着)なってしまうとか、
作者がたくさん付けるのが好きなら、襟首などいっぱい付けて重くしてしまうとか、
又、アンバランスなのが好きなら、左右の大きさを極端に違えた服にしてしまうとか…
つまり、発想は、自分を見つめることにもなります。

これからも、面白い発想に挑戦して、自分を発見して下さい!(藤澤伸太郎)
















 
| oiai | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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