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鈴木康広 2013年作品

題名:猫描き 
作者:鈴木康広

・子どもの頃からずっと猫が苦手でした。最近、猫がこわくなくなったことに気づき、その存在が気になってきました。「猫」と「描」がそっくりなところも不思議なので、猫描きをゆるやかに続けたいと思います。(鈴木康広)


・国内外で目覚ましい活躍!2011年に浜松市美術館で大がかりな個展。今年は8月2日から10月19日まで、現代美術家の登竜門の水戸芸術館で、鈴木康広展「近所の地球」。金沢21世紀美術館でグループ展。秋には舞台装置の仕事。水戸芸術館には行きますから、今からワクワクしています!


大きな2つの机の上に、カードが100枚ぐらい伏せて置いてあります。伏せてある上の面には、猫にまつわる言葉が書いてあります。そのカードをめくった面には、その言葉からの猫にまつわる絵が描かれています。
絵は言葉から連想する洒落であったり、言葉を裏切ったり、言葉からの推理であったり、その意外性が大変面白いです。めくりながらドキドキします。
言葉と絵の楽しいちょっと怖い遊びです。


もっと、すごかったのは、作者が行ったワークショップです。
40名ほどの、参加者たちにも、猫にまつわる言葉と絵をカードに描いてもらいました。
みんなの描いたカードを80枚ぐらい全部伏せて並べます。それを全員でぐるぐる回りながら一枚づつめくって、自分の好きなカードを選びます。それを何回も繰り返します。80枚のカードが一斉にまばたき、ぐるぐる回って圧巻です!
大勢の人たちを、ぐるぐる回りさせているのは、猫の不思議な力なのか?
このスペクタルな演劇的パフォーマンスも、作者のもう1つの作品だと思いました。
僕の好きなのは、「キャットボール」猫をキャッチボールするときの、空を飛ぶ猫の姿です。グローブにおさまる瞬間、猫は身体を丸めます。猫の名前は「タマ」です。


水戸芸術館の彼の個展、ますます楽しみです!(藤澤伸太郎)


















 

| oiai | 10:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
DMができました。



                   

DMについて(見ること、手に取ること)
今回はOIAIの対称性をインクの黒と光沢紙を用いて、DMに映り込みを取り入れました。
スジが入ったDMを折るちょっとした行為やサイズの変化による手との親和性、黒面への映り込みを楽しんで頂ければ幸いです。(川島大幸)



今年2014年のOIAI美術展のDM(ハガキ)が出来ました。
デザインは川島大幸くんです。
作者は作品のテーマの「映り込み」を生かして、平面のDMを半分に折って立体化し、白い面の図を片側半分の黒い面に映させ、OIAIの文字を浮かびあがらせるデザインをしました。
この遊びのある方法が大変面白いです。
文字が浮かびあがる瞬間がちょっと感動ですし、美しいです。傑作です!
半分にピッタリ折ったDMの扉を開くとそこにOIAI美術展…その楽しみながらの流れが秀逸です。
また、折ったDMは胸ポケットに入れられます。この軽やかさもいいです。
OIAI美術展会場に是非、気軽に遊びに来てください!(藤澤伸太郎)



ハガキの半分を鏡にしたシンプルかつスタイリッシュなDMです。
映り込んで現れる"OIAI"の文字が浮かんで見えて新鮮です。(山本寛之)



「お詫びと訂正」
DMの出品者氏名の石川朋子は正しくは、「原川朋子」です。
訂正シールを貼りましたが、すでに、貼らずに配っているDMがあります。
大変申し訳ありません。(藤澤伸太郎)


 

| oiai | 10:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
川島大幸展が開かれました。

東京銀座 ギャラリー現  6月23日(月)〜28日(土)
Hiroyuki Kawashima 1st solo exhibition
JUN. 23-28 2014
GALLERY GEN
《Interacting garden》
御影石、ネオン管  サイズ可変
granite and neon dimensions variable

http://hiroyukikawashima.com/

http://g-gen.main.jp

東京芸術大学大学院美術研究科 博士後期課程彫刻専攻 2年在籍

今回初めて個展をしました。
御影石とネオン管を使った作品で、個人の身長や見る位置の違いにより、映り込む形が異なる作品になっています。
現象を用いることでネオン管の光がダイレクトに別の作品に映り込み、干渉します。(川島大幸)


川島大幸くんが個展を開きました。
作品は、去年のoiai美術展に出品しましたネオン管と御影石の立体をはじめとして、ネオン管の色を虹色のように7色に揃えて、8点を会場にインスタレーションしました。
その色が互いに干渉しあい他の作品にも映り込んでいるのが面白いし、また、動いて見ると光りの波紋が2つ3つゆらゆら揺らめいて見えるのが大変素晴らしいです。
石の表面が微妙に歪んでいます。
置かれた位置も互いに映り込むような位置にしたのが、バラバラでなく、繋がっています。
周りの壁や床も、色と色が重なり合い幻想的で美しい空間が生まれています。

ただ、石の存在が強過ぎます。
揺らいで映り込むのは、私たち自身の移ろう鏡です。映り込まれる存在を私自身のように危ういものにして欲しかったです。
作者の感性には、優れた可能性を感じますから、新しい表現を期待しています!(藤澤伸太郎)





 

| oiai | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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