Entry: main  << >>
古橋楓 2017年作品

題名: ヒトノトキ
作者: 古橋楓
作品の概要: バナナの皮という、ナマモノということに加え色が変化しやすい特徴をもつという点に着目し、その変化をナマモノである人間の老化に重ね合わせ、人間が時間とともに老いていく様子を表現した立体作品。
・今回の作品はバナナの皮という特殊なものを使い、まだ自分自身の実験の甘さ、詰めの甘さをとても感じることができました。
しかし、面白いと言っていただけることもあり、バナナの皮とわからない状態で、作品をよくみていただけてるのを見ることができ、嬉しかったです。この作品のこれからを考えていくことができました。
今回の展示はとても得たものが多かったと肌で感じることができました。(古橋楓)


バナナの生の皮で女性の顔の皮膚を造り、会期中にバナナの皮の変化(皮膚の老化)していく様子を見せた女性の頭部の立体作品です。
バナナの皮で造られた女性の顔が腐って黒ずんでいくという大変ショッキングな作品ですが、何故かおおらかさが漂っています。
それは、土台になる粘土で造られた女性の顔の形からきています。
アフリカのプリムティブで抽象的な形の顔が凛々しく気品があります。
その形に対して腐り安いバナナの皮というミスマッチな組み合わせが斬新です。ブラックユーモアを感じさせます。
バナナの皮は会期中に、たちまち真っ黒く変わりはて、全くバナナだと分からなくなりましたが、近づいて匂いを嗅ぐと微かにバナナの匂いがします。それもいいです。
何よりも、皮膚の老化(死)の時間を具現化した表現と作者の生へのオマージュが立ち上ってきます。傑作です!!
また、現代の私たちに対する痛烈な批判に成りえています。
ただ、皮の隙間から見える白い粘土が良くないです。土色の粘土にした方がいいと思います。

又、他の素材の生の皮でもやって欲しいです。その変化を見たいです。

…小学生の図画工作で、秋にいろんな葉っぱを集めて画用紙に人の形に貼りつけて、周りを絵の具で塗った作品を作りました。
気に入って、新聞紙に包んでおきました。何ヵ月後の春に開いて見ますと、葉っぱの人の形だけ抜け落ちていて、下に枯れ葉の破片が土のように集まっていました。がっかりしましたけど、昔話にあったように人が死んで土に還ったと思いました。葉っぱが抜け落ちた人の形を今でもはっきり覚えています…(藤澤伸太郎)


バナナの皮で作った 女性の気高き顔 日に日に黒々カサカサ土と化す

抜け落ちた人のかたち春の空

2017年11月13日

 


 

| oiai | 18:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
Comment








Trackback

Profile

Category

Entry

Comment

Archives

Search

Link

Mobile

qrcode

Recommend