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馬渕徹 2013年作品
2014.01.22 Wednesday | category:馬渕徹
作品:8mmフィルムによる日常の記録。
作者:馬渕徹
・多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
8mmフィルム「End of July」が、カナダのシーガルセンター美術館で上映。
自身が参加する8mm映画「銀鉛画報会」は、山形国際ドキュメンタリー映画祭、大地の芸術祭、越後妻有アートトリエンナーレ2012に上映。
アナログならではのシチュエーション。
画面が異様に赤く暗く、そこに現像ムラ?のノイズ。
映像は1年前の会場風景。
まるで過去の記憶が炎に包まれて消えていくよう。
もう忘れかけている過去の時間、
記憶の残像を見るような映像でした。(村松弘之)
私は馬渕徹さんの作品が印象に残っています。
8mmカメラの動画は、現代も古いものとして見えるため、どこか懐かしい気持ちになりました。それと同時に、夕暮れ時に友達と遊び終わり、別れるような切なさも感じました。(安藤朝香)
彼は、ここ数年8mmフィルムによる映像作品を出品しています。
oiai展会場の一番奥の暗い部屋に毎年彼の8mmフィルムが映写されています。
そこには、もうひとつの向こうの世界が存在し、映画というより彼の幻想空間、絵画的なイメージが映されています。
8mmの荒い画面は、絵画のマチエールになり、彼の描いている絵の痕跡を感じさせます。その絵は、瞬く間に消え、彼は又、新しい絵を描き、それが又消え、何枚も何枚も絵を描いているように見えます。
特に風景の映像は、生命が鮮明に生まれて、瞬く間に消えていく無常感があり、その眩惑的な映像に吸い込まれます。
映画と絵画との波打ち際で、8mmフィルムの絵画的イメージと戯れている彼の姿が見えます。
その姿は、高度に進んだ現代文明へのアイロニーに成りえています。
彼の映像は、oiai展を向こうの世界から毎年見つめています。
その影響は大です!(藤澤伸太郎)













作者:馬渕徹
・多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
8mmフィルム「End of July」が、カナダのシーガルセンター美術館で上映。
自身が参加する8mm映画「銀鉛画報会」は、山形国際ドキュメンタリー映画祭、大地の芸術祭、越後妻有アートトリエンナーレ2012に上映。
アナログならではのシチュエーション。
画面が異様に赤く暗く、そこに現像ムラ?のノイズ。
映像は1年前の会場風景。
まるで過去の記憶が炎に包まれて消えていくよう。
もう忘れかけている過去の時間、
記憶の残像を見るような映像でした。(村松弘之)
私は馬渕徹さんの作品が印象に残っています。
8mmカメラの動画は、現代も古いものとして見えるため、どこか懐かしい気持ちになりました。それと同時に、夕暮れ時に友達と遊び終わり、別れるような切なさも感じました。(安藤朝香)
彼は、ここ数年8mmフィルムによる映像作品を出品しています。
oiai展会場の一番奥の暗い部屋に毎年彼の8mmフィルムが映写されています。
そこには、もうひとつの向こうの世界が存在し、映画というより彼の幻想空間、絵画的なイメージが映されています。
8mmの荒い画面は、絵画のマチエールになり、彼の描いている絵の痕跡を感じさせます。その絵は、瞬く間に消え、彼は又、新しい絵を描き、それが又消え、何枚も何枚も絵を描いているように見えます。
特に風景の映像は、生命が鮮明に生まれて、瞬く間に消えていく無常感があり、その眩惑的な映像に吸い込まれます。
映画と絵画との波打ち際で、8mmフィルムの絵画的イメージと戯れている彼の姿が見えます。
その姿は、高度に進んだ現代文明へのアイロニーに成りえています。
彼の映像は、oiai展を向こうの世界から毎年見つめています。
その影響は大です!(藤澤伸太郎)













馬渕徹 2012年作品
2012.10.13 Saturday | category:馬渕徹
題名:Diary 2010-2012
作者:馬渕徹
・2010年から2012年にかけて撮影された8 ミリフィルムによる日常の記録。
(文、馬渕徹)
・HP http://zonetripper.blog43.fc2.com/
・oiai展に出した8ミリ作品「End of July」はカナダの
Segal Centreで上映。
自身が参加する8ミリ映画「銀鉛画報会」は
2011年山形国際ドキュメンタリー映画祭、大地の芸術祭、
越後妻有アートトリエ ンナーレ2012他各地で上映。
ちなみに10月21日に東京でワークショップを行います。
詳細はこちら。
http://www.kenawazu.com/events/#silverpencil1
昔の古い8ミリ映画のように、ぼやけて荒い画像。
閃光と暗闇が、ランダムに繰り返される時間に、
今日の日常風景が不安定に儚く映りだされます。
特に終わり頃の光と闇の連続が圧巻で美しいです。
彼の実験的な試みは、カメラを玩具のように撮影して
無意識の世界を浮かびあがらせています。
そこに消えていく8ミリフィルムの素材感が現れ、
彼の8ミリフィルムへのオマージュが現代へのアンチテーゼに
なりえています。
見終わった後、切なくなりました。(文、藤澤)
⇒ 榊原 (08/16)