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グループ展「安い肉、高いもやし」 岩澤菜生

題名:歩調の同化
作者:岩澤菜生
・女子美術大学ファッションテキスタイル表現領域の3人主催によるグループ展「安い肉、高いもやし」。
絵画、ファッションデザイン、グラフィックアート、芸術文学、陶芸、お笑い、ラップなど様々なジャンルのアーティストを集め、展示やライブパフォーマンスを行います。
皆様に新たな価値観をお届けします。

私は「歩調の同化」という作品を展示し、ライブでは落語を披露します。
「歩調の同化」は真っ赤な個性を殺す服を着た集団によるパフォーマンス作品です。
社会に生きていると、その場にいる人たちの歩調が一致する瞬間があります。
その瞬間があるからこそ、それぞれのもつ歩調は価値を持つと思います。(岩澤菜生)

・この作品は、画像(動画、静止)しか見ていませんが、パフォーマンスしている動画がユーモラスで、衝撃でした。
きっと会場でのこの衣装のパフォーマンスも素晴らしいと思います。
是非、見に行ってください!!
極力、ミニマルに抽象化された真っ赤な衣装に全身ぴったり覆われた人たちが、まるで、血液が人間に擬態化して生きて動いているようです。
生命の根源を感じさせます。
そこには、差別とか、異人種とか存在しません。
ただ、1人の人間が存在して動いているだけです。
あるいは、見ていると、動物や鳥や魚や虫にも見えてきます。
私たちがそれらの生き物と根源的に繋がっているようにも感じられる作品です。
この作品の素晴らしさは、ミニマルで抽象性が大変優れたところです!
誰にもそれぞれのイメージで伝わってきます。
作者は、自分のイメージに狭義にとらわれずに、見る人に自由に想像させ、作品に参加させて下さい!!
僕も着て画像に撮りたいです。(藤澤伸太郎)

グループ展「安い肉、高いもやし」

【日時】
3月26日(日)〜28日(火)
10:00〜19:30(最終日17:00まで)

3月28日(日) 12:00〜
レセプションパーティー+ライブ

【会場】
レンタルスペースさくら原宿竹下口 1F/BF
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-54-8
※JR山手線原宿駅 徒歩5分、地下鉄副都心線/千代田線明治神宮前駅 徒歩6分

【SNS】
Instagram   @nikumoyasi
Twitter   @niku_moyasi
Facebook   yasui.niku.takai.moyasi
 

| oiai | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
岩澤菜生 2016年作品

題名:nonuniform
作者:岩澤菜生
・真っ赤なだぶだぶの野球ユニフォームファッション
・女子美術大学 アート・デザイン表現学科ファッションテキスタイル4年

野球のユニフォームをモチーフにだぶだぶ衣装のファッションデザインです。
真っ赤なユニフォームが大変カッコいいです!!
作者は野球のチームに入っていて、練習が嫌でネガティブな気持ちを形にしました。
それで、だぶだぶで野球が大変しにくいデザイン服にしています。
自分の「悩み」を格好いいファッションにしています。
その「悩み」から生まれた無意識がだぶだぶのユニフォームになり、風にはためいて大空に飛んで往くようで大変面白いです!傑作です!!
又、背番号、チーム名が微かに見えます。その危うさもいいです。

─「悩む存在」が生まれることを回避するのではなくて、それをつくり出すのを得意とするのが、アーティスト……なんじゃないか。─ 藤浩志

…小学生4年の時、浜松航空自衛隊基地の写生大会に美術部として参加しました。
動物園とは違って、基地の風景は嫌で、基地の建物を暗く、青空を赤く塗り潰しました。とても怖い風景画になりました。
すると後ろで見ていた山下清画伯(審査委員、裸の大将の…)が僕の絵を大変誉めてくれました。賞を取りました。
その時、絵は嫌な自分の気持ちでも正直に表せばいいのだと思いました。
それから、ピカソゃダリがとても好きになりました…(藤澤伸太郎)


真っ赤なだぶだぶユニフォームが 風にはためく 動きにくにくい悩みがファッション   

航空基地の写生大会いやで青い空を赤い色に染めた

2017年1月4日

 


 

| oiai | 09:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
岩澤菜生 2015年作品
題名:「ガラガラクタクタ」「無駄着」
作者:岩澤菜生
・女子美術大学 ファッションテキスタイル表現3年


一関節が曲がっている指が吊るされている不思議な作品。
作者の癖を作品にしたところに強く惹かれます。
変な“こだわり”が魅力です。(山本寛之)


「ガラガラクタクタ」
10本の指を紐で吊り下げて楽器にしたオブジェ(物)です。
作者は、常日頃の癖で10本の指を一関節で曲げていると言ってました。
その一関節で曲げた自分の指を木彫で作り、紐で吊り下げて楽器にしました。
自分の癖のあるリアルな指を楽器にした大変エキセントリックな「痛い」作品です。

思えば、ギターやピアノ等の指を使う演奏では、大変指が痛くなりますし、楽器自身もかなり「痛い」と感じていると思います。
その痛みが楽器を震わせ、音色を響かせます。
自分が物としての楽器に擬態してしまう発想が、大変斬新ですし、それによって、作者だけでなく、私たちも楽器の痛みや、喜び…をダイレクトに感じることが出来ます。

風に吹かれて、吊した指がぶつかり合い音を奏でますし、見る人が自分の指で触れて演奏も出来ます。
それが、とても刺激的で作者の指と直接触れ合っている気持ちになりますし、
楽器の指の動きでいろいろな気持ちが伝わってきます。
大変優れた作品です!!

他の人の指でも作って欲しいです。
例えば、たくましい男の人の指、小さな子供の指などの楽器、是非作って欲しいです。

…20代前半の元旦、浜松の街中でアングラ演劇をやりました。
10人ぐらいがそれぞれの役で演じました。(街頭で)
僕は、白いぼろぼろの布をまとい、真っ赤な絵の具の水を全身に浴びて、ほとんど裸に近い状態になり、
オモチャの機関銃を持ち、バァーンバァーンと大声で街中を走り回りました!
寒さで身体中痛かったです。
痛さの中、身体全体を「楽器」にして、音(台詞)を大声で響かせました!
この劇は、東京まで話題になりました。(藤澤伸太郎)


風に吹かれて 吊した指が鳴り響く 元旦の街中バァーンバァーン深紅の音が駆け抜ける


2016年2月3日

「無駄着」
服にいくつも襟首を付けた作品です。
アイデアは大変面白いですが、物足りない感じがします。
発想が生のまんまで、作者のリアルなものが表れていません。
例えば、作者が「そそっかしい」なら、襟首、袖口、ポケット、ボタンが違った位置なって着れなく(無駄着)なってしまうとか、
作者がたくさん付けるのが好きなら、襟首などいっぱい付けて重くしてしまうとか、
又、アンバランスなのが好きなら、左右の大きさを極端に違えた服にしてしまうとか…
つまり、発想は、自分を見つめることにもなります。

これからも、面白い発想に挑戦して、自分を発見して下さい!(藤澤伸太郎)
















 
| oiai | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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