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鈴木康広 2018年作品
題名:地球の体操
作者:鈴木康広
・国内外でめざましい活躍!!「毎日デザイン賞」他、数々の賞を受賞、国際的アーティスト


N極とS極の磁力で地球上の鉄棒をくるくる回転体操する玩具

先日深夜、満月が天空に大きな輪を描いていました…銀色に輝いて大変神秘的でした。
この玩具の鉄棒でくるくる回転する人物の輪と宇宙の輪が重なりました。 
小さな器械体操の玩具ですけど、体操する人物は地球の遥か頭上、壮大なスケールの輪と
重なろうとしています。

大回転していると思うと突然バランスを失って、あわてて小回転になり、そしてぐんぐん
遠心力が付くと大回転になります。まるで人物が見えない力で振り回されているようで
ハラハラドキドキ、いつまで見ても飽きないです。
又、大回転の宇宙の幻想的なイメージと鉄棒を握る手元でギィーギィーギシギシと響く音
との対比が大変面白いです!!

じっと見ているといくら回転しても自画像の人物の顔が見えません。つまり、どちら側も
後ろ姿です。ちょっと怖いです。シュールです!!
永遠の後ろ姿は、地球を背に宇宙への見果てぬ夢を追い続けて回転する彼の想いと孤独感
を強く感じます。

それと対比的に手元でのギィーギィーギシギシ鉄棒と摩擦して響く音は、彼の身体と心が
葛藤して、もがいている叫びです!!
そこが一番好きです。小品ながら傑作です!!!

※尚、写真は体操している人の素早い不規則な動きに、宇宙へ瞬間移動して、又地球に
瞬間移動する様子を感じました。宇宙から力を貰って突然!力強く体操し始めます。
瞬間移動の写真です!!(藤澤伸太郎)


地球の上で器械体操くるくる回る
小さくくるくる大きくくるくる
はるかかなたの星ふるよる生きるか死にるか
満月が天空に大きな輪を描く

鉄棒にぎる手が叫ぶ
ギィーギィーギシギシ
ギィーギィーギシギシ
後ろ姿で食いしばる

貴女が見せた大きな月の輪バースデープレゼント


2018年11月1日

 

| oiai | 08:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鈴木康広 2017年作品

題名:水平の人
作者:鈴木康広
・国内外でめざましい活躍!!!
「毎日デザイン賞」他、数々の賞を受賞した国際的アーティスト


腕枕で寝ている人が、空中に水平に浮いている作品です。
木彫で作られた小さな人間を目の高さに釣糸で吊してあります。
まるで、見えない水面に人がゆらゆら浮いているようです。

相変わらず作者の発想は、意表を衝き大変面白いです。
広い展覧会場に目に見えない水面を出現させてしまうインスタレーションは素晴らしいです。
彼の企みは、会場にある沢山の作品も巻き込んで痛快です。
会場の床いっぱいに置かれた僕(藤澤)の作品「チラシ」の沢山の塊も海底に沈んだ溶岩のように見え幻想的な風景を演出してくれました。

私たち日常の視点にも、もう1つの別な見方を与えてくれます。
つまり、目に見えないものを想像させる楽しみです。
多忙な日々の作者の無意識が、空中にゆったりと漂う浮遊した自画像を表現しています。
作者の内なるリアリティーを感じさせて傑作です!!!

…佐鳴湖に散歩に行ったとき、大空が映る水面に沢山の葉っぱが浮いていました。
揺らぐ水面には真昼の光りが反射して、葉っぱがチカチカ煌めいて、まあるい宇宙がまばたきをしていました。
幻想的な風景の出現に、しばらく時間を忘れて見惚れていました。…(藤澤伸太郎)


腕枕で寝る人 中空に浮く
はりぼてで出来た雑踏の街の上
水平にゆらゆら漂う

まどろむ湖の緑の葉
まひるの光りと影に
まあるい宇宙が
まばたきをする


2018年5月13日
 

| oiai | 11:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
「鈴木康広 始まりの庭」

 

 

鈴木康広 始まりの庭
彫刻の森美術館 本館ギャラリー/マルチホール
2017年8月5日(土)‐2018年2月25日(日)
9:00→17:00(年中無休)

http://www.hakone-oam.or.jp/exhibitions/article.cgi?id=829660

 

箱根彫刻の森美術館で個展開催!!
今回は、ニュートンの万有引力の法則の林檎を、鈴木康広の見立てで「落ちない林檎に」した見事な作品、天地が逆さまになるめまいを感じました!ますます冴えています。
75点のうち、10点が新作です。楽しみです!
僕は秋に箱根に見に行きます。是非!!
NHK日曜美術館にゲストとして出演!朝日新聞全国版に作品写真と記事が載り、今大変話題に!!
今年のoiai美術展に「水平の人」を出品しました。(藤澤伸太郎)


林檎が落ちない鏡は逆さまの天地 天空に腰掛ける大きな空気 ファスナーが開くドレスの海 コップの中に浮かぶ日本列島北を見る

箱根の森の君は1万年を刻む


2017年9月19日

| oiai | 08:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鈴木康広さんと浜松・見立ての観光地図をつくろう

題名:「見立ての観光地」作者:鈴木康広
・3月11日(土)に鴨江アートセンターでワークショップを行うことになりました。
「見立ての観光地」というプロジェクトで、街の中にあるものを何かに見立てて、その場所や物をささやかな観光地にするというもくろみです。季節や天気やタイミングによって見えたり見えなかったりするようなものも、観光スポットにします。

http://www.kamoeartcenter.org/events/mitatekankouchizu/

まずは3月にトークと見立てによる街のフィールドワークからはじめて、浜松在住の人は日常の中で見つけたものを採集し、5月に中間発表会をします。年内に完成させて、年明けにできたマップでツアーを行います。
もしも興味のありそうな方は、ぜひ参加してほしいです。(鈴木康広)
 
大変面白そうなプロジェクトです!
子供の頃、建物や木や場所にニックネームを付けて遊んだことを思いだしました…

浜松の街の中で、何かに見えるところを探して…わくわくしそうです…
浜松の風景が何か新鮮に見えてきそうです。

自らのジャンルを開拓して世界的アーティストに成った彼の作品は、私たちも見立てることで新しい発見が生まれます。
ものを見るもうひとつ視点が楽しいです!
是非、参加して楽しんでほしいです!(藤澤伸太郎)


さかみちをくだってたちどまり きみは「まばたき」した ちいさきはっけん「はばたき」ちきゅうをまわる


2016年2月27日

| oiai | 09:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鈴木康広 2015年作品

題名:見立ての標本 2012-
作者:鈴木康広
・国内外でめざましい活躍!『毎日デザイン賞』他、数々の賞を受賞した国際的なアーティスト

まず、真っ黒い画面(VTR)に言葉が映ります。この言葉は何だろう?と思った瞬間、映像が現れて「言葉」と「映像」が作者の『見立て』で見事に繋がります。(まんまとやられた!と思います。)それは、時には詩であり、落語の落ちであり、哲学的な比喩であり、子供の遊びの閃きでもあります。それらには、1つの繋がりやテーマは無く、作者が日常のなかで無差別に、その見立てを見付けています(数は40〜50ぐらい)。
一見ばらばらですが、見終わった後、作者の無意識な心理の動きが生き生きと感じられます。銀河宇宙のスケールから、爪楊枝のちいっちゃな頭まで、変幻自在、縦横無尽に作者の機知に跳んだ好奇心を楽しめます!大変優れたコンセプチアルアートです!

…それから、何ヵ月間経って、もう一度この作品を見る機会がありました。今度は大きなスクリーンです。若木信吾氏の写真に囲まれているせいなのか(若木信吾写真展会場)研ぎ澄まされた気持ちで見ました…
今度は、作者が視覚的な概念を次々と壊していく意識の革命を感じました。目の前にある「映像」をもう一つ別な視点の見方にすることで私たちの概念を壊しています。
そして、私たちも、日常で自分なりに「見立て」をやってみたい衝動に駆られます。
これは、確実に伝染します。
又、言葉(暗転)と映像が交互に繰り返すリズムが、初めは「まばたき」と思っていましたが、作者自身の「心臓の鼓動だ」と思いました!
一年経った今は、作品が…言葉と映像が、鼓動になって響いてきます…(藤澤伸太郎) 


白さぎの影は黒さぎ りんごと銀河 空いっぱいの空豆

バーコードの服が鼓動する


2016年7月22日

 


 

| oiai | 08:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
東京大学生産技術研究所「ELEGANT CELL」展 鈴木康広
鈴木康広(国内外で大活躍のアーティスト)が東京大学生産技術研究所「ELEGANT CELL」展に出展します。
細胞を用いた「ものづくり」への新しい挑戦です!


2016年2月17日(水)-2月23日(火)11:00-19:00(入場無料)
東京大学生産技術研究所S4棟1階ギャラリー


彼の代表作「大きな空気の人」は、最近いろいろなところに出没しています。
巨大な姿には圧倒されますが、周りの広大な風景をその身体に見事に吸い込んでいます。
その「存在と無」のバランスが素晴らしいです。

彼の最近続けている「見立ての標本」では、彼が日常目に入るあらゆるものを、見立てて、面白い発見をしています。
私たち人間からの視点と物や風景からの視点のボーダーに絶妙に位置し、その危うさがドキドキさせます。まさに、彼の見立ては妖怪変化です。

今回は、細胞の未知の世界にアーティストとして、始めて挑戦します!
彼がいったいどんな見立てを見せてくれるか!楽しみです。
是非、細胞の不思議な世界を見に行ってください!!

…僕は、ずっと前、細胞をテーマに作品を造っていました。
大きな画面に小さな粒々を大量に付けた作品です。
その時知ったのですが、細胞は、自分自身を破壊して、新しい細胞を生み出す不思議な力があるということです。
細胞は破壊する力が大変強いので、最も創造的に生きることが出来ると思いました。
その時、「破壊」を内包した作品を造ることが出来、自分では、傑作が生まれました。細胞に教えられました…(藤澤伸太郎) 


我が身を壊して 細胞が生まれる 広大な庭ゆうゆう横たわる大きな空気


2016年2月15日


東京大学生産技術研究所
「ELEGANT CELL」 展に出展します


これまで、バイオエンジニアリングの領域にデザイナーが関わることはほとんどありませんでしたが、
東京大学山中研究室は竹内研究室と共に、細胞を用いた「ものづくり」への新しい挑戦を始めました。
今回いつものギャラリーは、小さな実験室へと姿を変えます。
細胞の彫刻や新しいデザインの実験器具が並ぶ空間で、これからの生き物、そして人間の、新しいかたちを想像してみてください。
(「ELEGANT CELL 細胞とバイオマテリアルの小さな実験室」webページより)

今回、ゲストアーティストとして作品を出展するとともに、トークショーにも参加させていただくこととなりました。ぜひご来場ください。

「ELEGANT CELL 細胞とバイオマテリアルの小さな実験室」
展示期間:2016年2月17日(水)-  2月23日(火)
開館時間:11:00 – 19:00(入場無料)
場所:東京大学生産技術研究所S棟1階ギャラリー
主催:東京大学山中研究室、ERATO竹内バイオ融合プロジェクト
協力:パナソニック ヘルスケア株式会社、カールツァイスマイクロスコピー株式会社、公益財団法人 日本ユニフォームセンター

トークショー
登壇者:竹内昌治(東京大学教授)、山中俊治(東京大学教授)、鈴木康広(アーティスト)
日時:2月21日(日)14:00 – 15:30
場所:東京大学生産技術研究所S棟プレゼンテーションホール

ELEGANT CELL
http://www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp/exhibition/rp02/

BOOKSCAN インタビュー掲載
「既存に油断しない 自由な時間軸で生み出す 感覚のかたち」

『本にまつわる想い』をテーマに、仕事や著書に関するエピソードをインタビューしていただきました。

詳細は下記サイトにてご覧ください。
https://www.bookscan.co.jp/interviewarticle/585

| oiai | 02:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鈴木康広 2014年作品

題名:器の人
作者:鈴木康広
・木材、自分のシルエット

この度、「毎日デザイン賞」を受賞し、ますますスケールが大きくなった鈴木康広(国内外で大活躍のアーティスト)の作品です。

「器の人」
自分のシルエットを回転させて出来た立体から、8つの器がぴったり重なるようにデザインした作品です。
大変面白いです!

ただ、最近の彼の「発見」には、底知れないものを感じます。
この自分のシルエットの回転に遠心力を強く感じます。
回転軸の中心に近い頭は小さく、中心から遠い身体の輪郭はより大きく膨れています。それは、回転する遠心力によって中心から遠ざかろうとする力の現れです。
その結果、この人物の形には、遥か彼方の宇宙までの遠心力を感じます。
まるで、彼が回転しながら遠い宇宙を見ている姿に見えてきました!

そして、その身体から生まれた器の内にも小宇宙が在ります。彼の身体は、ポッカリ空いた宇宙です。
彼の身体は、回転する宇宙の中心軸になって、宇宙は巨大な器になります。

回りながら宇宙を見ている私たちの姿と重なります。その時、私たちの内も器になって、無になります。
その小さな「器」は、最もミニマル(最小限)な宇宙です!、
哲学であり、詩です!!
彼の発見には、、舌をクルクルクル巻きます。(笑)

等身大の大きさも、是非見てみたいです。

彼に先日、詩を贈りました。


  きんじょのひる
  おおきな空気が
  ひるねしている
  
  ぐるぐる回りながら
  まるい地平線を見る

  まばたくはるの葉は
  君の手に舞いおりる
 

  2015/5/1 
  藤澤伸太郎















 

| oiai | 18:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鈴木康広「毎日デザイン賞」を受賞しました!

国内外でめざましい活躍のアーティスト鈴木康広が「毎日デザイン賞」を受賞しました!
デザイン界の芥川賞とも言われる大変な賞です。凄いです!!

写真の寝転がる「大きな空気の人」は、地平線に寝ている感覚!永遠を感じます。僕も一緒に寝転がってみたいです。傑作です!!

彼の作品は、その空間、そこに参加する人たちがいて、始めて作品として成立します。
「大きな空気の人」は、その土地の空気を吸って大きくなります。その土地に、でんと寝転がっている姿は、そこの風景に溶け込んでいます。
そこに、寝転がる大勢の人たちと、同じ空気で呼吸しています。
そのローカルに徹底した姿勢から、不変的なものが見えてきます。
僕には、そこに地平線が見えてきますし、永遠を感じます。
この作品には、彼のこれからの…そこの土地、そこの風景、そこの空気、そこの人たち…と、ローカルに徹した制作活動が感じられます。ますます期待出来そうです!(藤澤伸太郎)



2014毎日デザイン賞決まる
「『感じ』をデザイン」
鈴木康広 アーティスト
(2015年3月4日(水)毎日新聞記事より)


デザインとは日ごろ、確かに感じているが、はっきり表すことのできなかった「思い」や「感じ」に形を与える行為である。
いま「感じている、思っている」という脳内に生じる思いから具体的な形(像)をひき出すという意味において、デザイン行為はすべからく抽象であるはずだった。つまりデザイン行為とは既にある形を洗練させるのではなく、直接感覚されなかったが、確かに感じている事柄、その「感じ」 「思い」 を形にして具体性を与えることだった。
たとえば 「時間」 や 「空間」 「愛」 「精神」 あるいは 「春」 「夏」 「秋」 「冬」 がないと思う人はいまい。それらは確かにある。けれど、誰もが 「確かにある」 と感じるそれらは直接、感覚できる対象ではなかった。つまり形を持たない。
その 「確かさ」 に形を与えること。この本来的なデザイン行為の根本に、鈴木康広の仕事は立ち戻り、実行してきた。この試行は、むしろ今後のデザインの方向を示してもいる。五感に感じられないものが持つリアリティーをいかにじかに把握させ伝えるか。鈴木の仕事はときに思弁的ないわゆる 「概念芸術」 の流れにも見なされよう。が、すぐれた概念芸術は必ず思考の具体性に根ざしているのである。(岡崎乾二郎)






 

| oiai | 16:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鈴木康広「めぐるりアート静岡」

 静岡県立美術館ロダン館
02鈴木康広
2/3(火)〜3/1(日)
http://www.megururi.net/

静岡県立美術館のロダン館には、3度ほど訪れて、そのたびにロダンの地獄門などに圧倒されました。
そのロダンのいくつもの彫刻の上に、鈴木康広の「空気の人」がいくつも浮かび上がるという、なんとも刺激的な空間!是非見てみたいです!

ロダンの彫刻の圧倒的な存在感と、私たちと同じ空気を共有するというコンセプトの「空気の人」の空気のような存在との対比が大変面白そうです。

新作の「脳の人」などの展示も楽しみです!(藤澤伸太郎)
 

Photo: Masako Nakagawa

02: 鈴木康広 at 静岡県立美術館 [ロダン館]

1979年
静岡県浜松市生まれ
2001年
東京造形大学デザイン学科卒業
東京都在住
2010年
瀬戸内国際芸術祭2010/香川
2011年
第4回モスクワビエンナーレ/モスクワ
2014年
ミッション[宇宙×芸術]−コスモロジーを超えて 
東京都現代美術館/東京
2014年
鈴木康広「近所の地球」水戸芸術館現代美術センター/茨城
2014年
鈴木康広「見立て」の実験室 金沢21世紀美術館/石川

鈴木の軽妙で、驚きに満ちた作風は、他ジャンルの表現者からも高い評価を得ている。発想の源は、思い立ったら書きこむアイデア帳。膨大なノートの山を見ていると、作品化されているのは、まだまだ、ほんの一部にすぎないことに気づかされる。デザイン科出身という出自からも、他の現代作家とは、毛色が異なる。良い意味で美術史の固定観念にまったくしばられていない、と言おうか。その彼が、今回、近代彫刻の祖と呼ばれるロダンの彫刻とどう対峙するのか。出来上がる空間が楽しみである。(静岡県立美術館 川谷承子)

《空気の人》2007年 Photo: 関口尚志 / amanagroup

本展プラン ドローイング 2014年

 静岡といえば「鈴木」の姓が日本一多く、気候から人の気質まで総じて「ふつう」と言われています。美大に入ったばかりの頃、創作活動への理解が浅く、クリエーターとして生きていく上で「鈴木」は不利だと思っていました。その後、作品制作を通して、日常に潜む人間の共通感覚を掘り起こす活動を続けてきました。現在、「鈴木」という苗字をまとい、18歳まで静岡の地で呼吸してきた「ふつう」の感覚が、自分の創作の源を成しているように感じています。

 今回、めぐるりアートへの参加が決まり、静岡県立美術館のロダン館と再会しました。人間の肉体を強く意識させながら内的な人間像を追究したロダンの彫刻。僕はロダン館をめぐるうちに、その空間に《空気の人》が見えてしまいました。異質な2つの像が居合わせることで何が見えてくるのか。あの日、見えてしまったものを探し当てるような感覚で、ロダン館と対話したいと思っています。
(鈴木康広)

静岡県立美術館

2月3日(火) 〜 3月1日(日) 10:00〜17:30(入場は17:00まで)

休館日:月曜日(ただし富士山の日2月23日は開館)
ロダン館は、収蔵作品展観覧料が必要(一般300円、大学生以下・70歳以上無料)

〒422-8002 静岡市駿河区谷田53-2 TEL:054-263-5755 FAX:054-263-5742
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/

静岡県立美術館は、静岡市南部、「日本平」付近の小高い丘の上にあります。丘を登るプロムナードにはケヤキと桜の並木がつづき、現代彫刻が点在して、皆様をお出迎えします。美術館の裏手からも散策路が続き、丘の上からは市街と富士山と南アルプスの眺望を楽しむこともできます。

地図データ地図データ ©2015 Google, ZENRIN
地図データ
地図データ ©2015 Google, ZENRIN
地図データ ©2015 Google, ZENRIN
地図
航空写真
500 m 

| oiai | 10:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鈴木康広展「近所の地球」

水戸芸術館現代美術ギャラリーで、鈴木康広展「近所の地球」 大掛かりな展示の個展を開催!
8月2日(土)―10月19日(日)
 

近所の地球 イージーでちょっとチープな展覧会タイトル、カッコいいです。
鈴木君の作品は佇まいが良くてスタイリッシュ。
かと思えば'ドローイング'みたいにヨタヨタでふーらふら。
なんだか気に入っちゃうんです。
水戸は知らない街、歩いてみたいと思います。(ふらふら) (小西宣生)
 

今回の展示作品は、彼が高校の時から楽しみながら面白く作った小さなパラパラマンガが「まばたき」になり、地球や宇宙になり、とてつもなく大きくなったみたいです!
だから、すごく大きいのに威圧感がなく、むしろ危うさとユーモアが感じられます。又、コップのなかの空間でも地球を思わせて、日本列島がゆらゆら表面張力で浮いてます。

もう1つは、彼の高校の時の構成デッサンです。モチーフを少しずらして不安定にすることで、ずれたところから見える地平線(水平線)を、微妙な重心を、冷静な目で観察して表現していました。
その冷静な観察力が物や状況からの距離感を生み、もう一つの別な物や装置にして、彼の気づきの発見を体験させてくれます。
その2つの矛盾した視点が数々の傑作を生み出して、私たちに新鮮な驚きと面白さを与えてくれます。
ずっと見てきて、特に感じたことですが、彼の頑固な迄のスタンスです!
自分の身近な(近所)から、何かを発見する姿勢です。それが今生きている私たちにも入りやすく、何かを気づかせてくれる物や装置に成りえています。
これからも、このスタンスで傑作が生まれてくることを期待してます。
是非、水戸芸術館の鈴木康広展に!僕も見に行きます!

彼がずっと出品していますOIAI美術展にも、大きな影響と刺激を与えて、今年も大変いい展覧会になりました!(藤澤伸太郎)

Yasuhiro Suzuki - Neighborhood Globe


 

2014年8月2日 [土] - 10月19 [日] 水戸芸術館現代美術ギャラリー

鈴木康広は、2001年NHKの番組「デジタル・スタジアム」で発表した映像インスタレーション《遊具の透視法》が最優秀賞を受賞以来、展覧会やデザインなどさまざまな方面で活躍しています。2003年に発表した、開いた目と閉じた目が描かれた木の葉型の紙が風によって吹き上げられ回転しながら舞い落ちるときまばたきしているように見える《まばたきの葉》は、美術館のみならず多くのパブリックスペースで人気を博し、2009年にアートディレクションを担当した羽田空港「空気の港」において発表した《出発の星座》はグッドデザイン賞を受賞しました。2010年の瀬戸内国際芸術祭では航跡をファスナーに見立てた《ファスナーの船》が話題を呼び、翌年の浜松市美術館での展覧会に際しては『パラパラマンガ商店街』など商店街や市役所でプロジェクトを行うなど美術館のスペースにとどまらずに地域や場所、空間を意識した活動を続けています。


今回の企画展「近所の地球」は、彼の代表作品と新作によって構成されます。また水戸市の商店街では「パラパラマンガ商店街 in 水戸」を展開し、水戸市街を新しい視点から表現します。 「近所の地球」は、彼の代表作《遊具の透視法》の愛称でもありますが、自分の近く=近所に身を置きつつ、もっと大きなもの=地球につながろうとする彼の制作の基本となる考えです。

鈴木は、日ごろ見逃してしまいそうなモノや自然現象を鋭い感性で別のものに見立て、スタイリッシュな作品に仕上げます。もっとも近くにあるのにふだんはあまり意識することのない地球が彼によって身近でより驚きに満ちた存在になることでしょう。

関連企画

参加ご希望の方はギャラリー入口にお集まりください。料金は展覧会入場料に含まれます。予約不要。

柳家花縁x鈴木康広 ギャラリートーク「お見立て」

噺家としての活躍はもちろん、ピアニストとしてもCDを出し、豊かな絵心も持ち合わせる柳家花緑が、他のジャンルとコラボレーションする当館ならではのユニークな企画の一環として、出品作家である鈴木康広、本展担当キュレーターとともに展示室を巡り作品の秘密を探ります。

日時 : 2014年8月12日(火) 14:00〜15:30

ギャラリートーク

鈴木康広が作品や展覧会について語ります。

日時 : 2014年9月20日(土) 14:00〜15:30

中心市街地活性化事業「パラパラマンガ商店街 in 水戸」

鈴木康広が水戸市中心市街地を散策し建物や商品など気になったものを「パラパラマンガ」に仕立てて、市街地の店舗に展示します。作品を通して、お店の人と訪問者がつながり、市街地ににぎわいを作り出します。

会期 : 8月8日(金)〜10月19日(日)
会場 : 水戸市中心市街地、水戸芸術館
主催 : 公益財団法人水戸市芸術振興財団
協力 : 地元商店

その他、鈴木康広と様々な分野の専門家との対談も企画中!詳しくは水戸芸術館公式サイトごらん下さい。

| oiai | 11:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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