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今年のoiai美術展DMが出来ました!!








「今年のoiai美術展DMが出来ました!!」

デザイン:鷲見友佑
写真撮影・レイアウト:藤田卓見   

作者のイメージする生き物を既製品を使って見事に抽象化しています。
その結果、いろいろな顔の表情や手足の動きが見えてきて、実にユーモラスです。傑作です。
蛍光灯の円は、oiaiのOです。
光と一体化しようともがいている作者の自画像です。
又、写真撮影のシンプルな表現が、光と闇の深みを感じさせドッキ!とします。
2人のタッグが素晴らしいです。(藤澤伸太郎)

oiai美術展

2018年8月14日(火)→19日(日)  
10:00→19:30(最終日は17:00まで)
クリエート浜松3階ギャラリー31
☆合同批評会(一般公開)
/18(土)18:00→21:30
☆ワークショップ、レクチャー(自由参加) 
/19日(日)13:00→16:00
☆アングラ演劇(観劇自由)
/19日(日)16:00→17:00
「チラシ」を主役にアングラ演劇します。
| oiai | 19:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鈴木陽 2017年作品
題名:「state」「forth」 
作者:鈴木陽
・インスタレーション作家 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科卒


「state」
何かに使われていた廃品の木と金属の一部を加工し、じっくり磨いて、塗料を塗って制作した
立体作品です。
長方形と上の円弧の薄い表面がとてもユーモラスで美しいです。
何のへんてつもない形をしばらくじっと見ていると何か不思議な生き物の顔に見えてきました。
それは、手作業で磨きあげた柔らかな表面のあたたかさと釘の跡のヘンテコな穴のせいです。
その2つの穴が実にユーモラスです。
又、木や金属の表面に風の波紋が美しく輝いています。

ただ、「forth」もそうですが、展示の方法が良くないです。
作品の存在がまとまりすぎて弱いです。
いっそのこと、作品を横から縦にして、壁に付けてみたらと思います。
僕は、鋭く尖った円弧の金属が1番好きです。
それが生かされるように鋭い金属の円弧が前に出るように壁に縦に展示して欲しかったです。
穴が目になり耳になり面白いです。
くちばしのある鳥にもみえます。インスタレーション作品として見る人と関係が生まれます。   

「forth」
こちらも同様に、突き出るようにトンガッタくちばしを前に壁に展示すれば、くちばしの
鋭い鳥にも見え、トンガリが生かせてインパクトが生まれます。
つまり2つ共、形の特徴のトンガッタところを生かした展示して欲しかったです。
2種類の鳥が出来、2つの作品に繋がりが生まれます。
多分、作者が物に関わっていく無意識の表れかたに2つに共通するトンガッタところに
ありますから、それを生かせば、2つが響き合う空間が生まれます。(藤澤伸太郎)



何故かいつもトンガッテしまう
トンガッタ形が好きなのか

ハイヒール 流木 細い金属棒
丸いりんごも噛ってトンガラセテしまう

トンガッタ形は鋭いくちばし
鋭いくちばしからさえづる僕の言葉
風を震わせ遠くまで届く言葉

貴女のいるところまで届ける言葉
何度も何度も
風に乗ってひびく言葉は

僕の身体に風の形を刻む


2018年6月4日 

 

| oiai | 18:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鈴木康広 2017年作品

題名:水平の人
作者:鈴木康広
・国内外でめざましい活躍!!!
「毎日デザイン賞」他、数々の賞を受賞した国際的アーティスト


腕枕で寝ている人が、空中に水平に浮いている作品です。
木彫で作られた小さな人間を目の高さに釣糸で吊してあります。
まるで、見えない水面に人がゆらゆら浮いているようです。

相変わらず作者の発想は、意表を衝き大変面白いです。
広い展覧会場に目に見えない水面を出現させてしまうインスタレーションは素晴らしいです。
彼の企みは、会場にある沢山の作品も巻き込んで痛快です。
会場の床いっぱいに置かれた僕(藤澤)の作品「チラシ」の沢山の塊も海底に沈んだ溶岩のように見え幻想的な風景を演出してくれました。

私たち日常の視点にも、もう1つの別な見方を与えてくれます。
つまり、目に見えないものを想像させる楽しみです。
多忙な日々の作者の無意識が、空中にゆったりと漂う浮遊した自画像を表現しています。
作者の内なるリアリティーを感じさせて傑作です!!!

…佐鳴湖に散歩に行ったとき、大空が映る水面に沢山の葉っぱが浮いていました。
揺らぐ水面には真昼の光りが反射して、葉っぱがチカチカ煌めいて、まあるい宇宙がまばたきをしていました。
幻想的な風景の出現に、しばらく時間を忘れて見惚れていました。…(藤澤伸太郎)


腕枕で寝る人 中空に浮く
はりぼてで出来た雑踏の街の上
水平にゆらゆら漂う

まどろむ湖の緑の葉
まひるの光りと影に
まあるい宇宙が
まばたきをする


2018年5月13日
 

| oiai | 11:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
小西宣生 2017年作品
題名:ちらりスーツ
作者:小西宣生
・作品の説明  変形キャンバスに油絵の具 クレパス 色鉛筆 鉛筆で描きました。
・いつもは横向きの人を描いていましたが、今回は正面で描きました。ちょっと酔った感じで。
うぃ〜す。(小西宣生)


作者が自分で作った大きな変形キャンバス(2mぐらい)に、油絵の具等で男性が描かれています。
男性はぼろぼろの服に肌や下着がはだけて、大変だらしのない姿ですが、何故かアバンギャルド
で格好良く見えます。
とことん破けたボロ服をキザにマンガチックに描いている姿は滑稽ですし、現代のエリート企業
マンの服を崩して皮肉くっています。

ただ、今回は徹底的に描いているので、息苦しさを感じます。
ある意味失敗作です。
前年作に比べて変形キャンバスがもうひとつ生きていません。
変形キャンバスを生かしたインスタレーションとしての面白さがありません。
おそらく作者は敢えて抑えてバランス良く描かずに、自分の描きたい面白いキャラクターに耐え
うる新しい変形キャンバスの形を、次に見つけようとしています。

幸い今現在(2018年4月)制作しています変形キャンバスは今までにはないダイナミックなものに
なっています。
今年の展示が楽しみです!!!

長年、作者の制作活動を見続けてきましたが、変形キャンバスに対する思いはことの他強いです。
彼は変形キャンバスを育てるために狭義な絵画的な視野にこだわらずに人物の服を描ききって、
よりスケール感のある変形キャンバスを見つけようとしています。

おそらく、oiai美術展のインスタレーションの空間がそうさせているし、変形キャンバスで会場
のインスタレーションを造りたいと言う強い思いを持っていると思います。

…スペインの抽象画家ミロは、最初はフランスのシュールレアリズムの影響を受けて空中に
びっしりと細かい模様が浮かぶシュールな作品を描いていました。
シュールにこだわった窮屈な絵でしたが、アメリカの小説家ヘミングウエイ(老人と海)と付き
合い初めてから、スケール感の在る大胆な抽象を描くようになりました。
ヘミングウエイの身体を通して表現する文学に影響されて、視覚的な絵画から身体的な表現を
する圧倒的な抽象画家になりました…(藤澤伸太郎)


海の老人と出会ったミロ
おしよせる波に描いた
おおきな星の形


サツキ晴れ
ツツジの雲を見下ろす
洗濯されたシャツ


2018年5月1日

 

 

| oiai | 08:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
今津良樹 2017年作品
題名:RINGING CITY
作者:今津良樹
・アニメーション作家
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻卒
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒
AC広告学生賞受賞他

HP:https://www.yoshikiimazu.com/


リングのようにぐるぐる回る都市空間の日常をモチーフにしたアニメーションです。
画面が左右に2つ在り、それぞれに違うアニメーションを流したインスタレーション作品です。

私たち人間がぐるぐる揺らいで回転している都市空間に翻弄されている様子をユーモラスに描
いています。画面が左右に2つあるので、両方見ることで左右別々の動きに揺り動かされて
目眩を感じさせます。
ちょっとした風刺のアイデアがいろいろと面白いです。
ただ、盛り込め過ぎていますから、全体として印象がぼけてしまいます。
もっと抽象的な観点からも絞って欲しかったです。

僕か一番気に入ったのは、
巨大な綺麗なビルを背景に白いパッケージの箱とレジ袋が風に舞い降りてきたのを真っ黒な
カラスが何羽も追っかけて飛んでいるアニメーションです。
似た構図で良く見るコマーシャルは鳩が飛ぶ姿と花々等ですが、黒々としたカラスと白い
パッケージの箱とレジ袋にしたのは怖いですし、その対比が現代の日常を端的にシュールに
表現しています。
インパクトがあります。傑作です!!!
ビニール袋や箱をカラスが突いているのは僕の住む住宅地でも良く見かけます。
リアルな日常を切りとり、スケール感のあるコマーシャルのような見せ方をした逆転の発想は
風刺が冴えていますし見事です。不変性さえ感じます。
もっと大きな画面で見たかったです。
これからも「中毒性のある映像」を期待してます!!!(藤澤伸太郎)


水平に見える目と水平が斜めに見える目2つ ズレてるどちらでもない足元見つけた

混沌の街を鳥が斜めに羽ばたく


2018年1月20日

 

| oiai | 18:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
堀内知之 2017年作品
題名:ボディ
作者:堀内知之
・ジャンル インスタレーション
・水没という状況からは、悲しみとユーモアを感じます。(堀内知之) 


黄色い自動車のボディの頭部だけを残して後は水平に下を消し去った形を、床にダイレクトに
置いたインスタレーション作品です。

この前年も作者は青い自動車のボディの頭部だけのインスタレーション作品を出品しました。

自動車の頭部だけを石粘度で造り(長さ30cmぐらい)綺麗にペイテングした立体です。
それは、車体が床に沈んでいるように見えます。
つまり、床が水面になり頭部だけが見える状態です。
目の前に見える黄色いボディをはるか頭上から見ているような錯覚に襲われます。
それは、その物との距離感が無くなる不思議な瞬間です。
自動車に乗っていた楽しい日々の喪失感をも表現しています。
又、ボディの形は作者が好きだった車体ですから、とても愛らしい形になっています。
そこには悲しみとユーモアを感じさせています。傑作です!!!

他の人の大切な物も聞いてみて表現して欲しいです。
例えば、ピアノの頭部だけとか、犬小屋の頭部だけとか…造ってみたら、より作品に広がりと
不変性が生まれます。(藤澤伸太郎)


はるか頭上から僕は見ていた たった今運転していた黄色の車体 頭部だけ残して消え失せた

あまたの車があふれる雑多な街でボディラインが美しいあなたを探し回ったあしたあさって

しがあさって


2018年2月20日

 

| oiai | 08:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
山本寛之 2017年作品

題名:デ・ドローイング
作者:山本寛之
・作品の説明など
蛍光ペーパー、鉛筆、水性マーカー、壁に4メートル四方のインスタレーション作品
・羽根のある何かを描きました。(山本寛之)

展覧会場の奥の4メートル四方の大きな壁一面に、おびただしい数の首の無い人間の化け物が羽根を付けて、群がつて飛んでいます。
その光景は現代の地獄絵図を思わせます。
特に素晴らしいのは、首の無い人間の化け物です。
2枚の黄色に輝く羽根はどれもいっぱいに広げることが出来ない片翼です。
その不完全な生き物の姿は、私たち現代人の偏った欲望を現して出色の出来栄えです。
グロテスクな美しさが冴えてシュールです!!!

全体の壁面の構成がもう一つですから、この生き物を生かし切れていません。
この不完全な生き物は空を飛ぶより、いっそのこと、全て落下する姿にしたらと思います。
それで、画面を逆さまにして見ると、いっせいに舞い落ちる姿が圧倒的で自然に見えました。
黄色の花びらが散って行く姿にも見えて華麗です!!
このシュール生き物はより劇的な場面こそ、より生きてきます。
あくまでも僕の好みですが…

…抽象画の創始者カンディンスキーは、以前は普通の風景画をベーシックにペインテングした絵を描いていました。
ある日、散歩からアトリエに帰った彼は、そこに具象でない不思議な絵があるのにびっくりしました。
なんとそれは、自分の風景画がたまたま逆さまに置かれていたのでした。
それから、彼は自分の絵の優れた抽象性に気付き、抽象画を描き始め創始者になりました…(藤澤伸太郎)


頭の無い人間 羽根を生やし群がり飛んで行く
いっせいに舞い落ちる黄色い花びら

逆流する欲望は逆さまに見つかった抽象画


2018年2月10日
 

 

 

 

 

 

 

 

| oiai | 08:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
oiaiツィッターを始めま した。

 
 oiaiツィッターを始めました。(2017・12・30より)

 是非ご覧になってください!!
 ツィッターで検索
 @oiai_midoriya

oiaiメンバーの制作活動を載せて行きます。
宜しくお願いします。

| oiai | 10:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
山下雅稔 2017年作品

題名:回帰の匂い
作者:山下雅稔
・多摩美術大学/情報デザイン学科2年
・ジャンル:オルファクトリーアート(嗅覚アート)
・作品を持ち上げ、被り、葉の存在を視覚と嗅覚で感じてもらうことで作品となります。
この匂いは私が回帰すると感じる匂いです。
みなさんの回帰の匂いは何でしょうか。(山下雅稔)


「匂い」をテーマにした作品です。
床に奇妙な形の宇宙服のような頭の被り物が置いてあります。
それを、頭からすっぽり被ると、目の前には沢山の葉っぱが現れ、葉っぱの匂いに包まれます。
頭を肌色の半球体の中に入れるとお腹の中に入ったような気分になります。面白いです!!
又、これを被った様子を外から見るとユーモラスで楽しそうです。
見ている人も被りたくなります→参加したくなります。
傑作です!!
何かの用途の製品を組み合わせて被り物にした発想は不思議な形で親しみやすいです。
その被り物の裏側に葉っぱをいっぱいくっ付けたデザインもいいです。
ぐるりと葉っぱの宇宙です。
とても軽いヘルメットですから、子供でも気軽に被れます。

他の人の幼い時の記憶に繋がる「匂い」も作品にして欲しかったです。
3点以上在ると楽しかったです。

…赤ん坊の頃、よく2階の窓際に寝かされていました。窓からは大きな樹木が何本も見えました。
樹脂の匂いを嗅ぐとその時の出来事が思い出されます…2階で突然ハイハイし始めた赤ん坊の僕は、2階から階段を転がり落ちました。
ひどい怪我をした僕を抱いて父は空を飛ぶように走って病院に連れて行きました。幸い手当てが早くて傷はほとんど残りませんでした。
樹脂の匂いは、僕が三十代の時亡くなった父への切ない回帰です…(藤澤伸太郎)

樹木の匂い立ち籠めて 幼子の記憶が蘇る 転がり落ちる階段大きく揺れる

父に抱かれて飛んだ遠い空


2018年1月26日

 


 

| oiai | 12:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
「チラシ」アングラ演劇の感想文13人

「チラシ」アングラ演劇の感想文がたくさん集まりました。
大変楽しく読ませてもらいました。
次の制作への励みになりました!凄く参考になりました!大変ありがとうございました!!
感想文の後に堀内知之が撮影した写真(15枚)が載ってます。(藤澤伸太郎)

 


アングラ演劇の感想文(13人)

袴田竜太郎  

先生のアングラ演劇が成長し続けている事を体感しました。観客との距離が年々近付いています。今までは、知らずに飲み込まれる人、飲み込まれないように踏ん張る人がいたのですが、今年は観客が自ら歩み寄っていたように感じました。ピカソが晩年の絵画で敢えてテクニックを排除して絵画を楽しんだような感覚を観客は味わったのではないでしょうか。人間が本来持っている否定出来ない感覚を観客に呼び起こすような作品だったと思います。会期中、最終日に向け息を潜めている作品の一部達にも不思議な存在感を覚えました。現代に必要な感覚だと思います。


小西宣生 

今までで一番よかった。演劇にビミョーな感じで加わっていて気が晴れたし、おもしろかった。役者さん達がチラシをかぶるって、いい意味でビミョーでチープで新鮮でした。(今まででサイコー)
ラストシーンの古橋さん登場はかわい過ぎ。
三人娘に萌ぇ〜!!(先生は除く)


鷲見友佑

今年の演劇で一番感じたことは今まで以上に人が作品に近くなっているということです。作品の場に入ること以上に、作品になるということがおこなわれており、異様な空気感が漂ってました。あと、一番エロさを感じさせられました。藤田くんの撮った写真を改めてみても、なんか、とてもセクシーでした。
作品を割り出し、さらにその中から作品が増殖してくるのも、面白かったです。
チラシから生まれるクッション性のようなものが、私は前見た時から楽しみでしたが、それが鑑賞者に伝わっていたか気になりました。
個人的にそこが一番いいなと思っていたので、

毎年、あそこまでエネルギーのある作品を出してくる藤澤先生は尊敬してます。

来年の作品も今から気になってます。

今年は色々な要素が詰め込まれた作品でしたので、一種の集大成に近いような気にもなりました。


古橋楓 

今回のアングラは例年以上に観客も巻き込んでのとても楽しいものになったと思います。
人間がチラシに入って動くというのが、笑いも起きて、やってるこちら側もとても楽しくやることができました。まるでチラシが動物のようで、しかしチラシであることは変わりないという、とても不思議な感覚でワクワクしました。
いつもは身近なチラシが、あんな不思議で興味あるものへと変貌するのがとても面白いです。
大人も子供も本当に楽しそうに作品に参加させていて、すごい魅力的な作品だと思います。


石部泰亮

アングラ演劇の感想は

「ローリングストーーーン」のフレーズが好きでした。
転がる石と「すと〜ん」の擬音の合わせ方が格好良くてなかなか頭から離れなかったです。


安藤朝香 

今年が一番、こちら観る側としても入りやすいなと…思いました。
特に「寝袋型のチラシ」が、
先生の作品に、より近づけるモノの一つとしてあって良いなと、思いました。
先生が
「作品に触って、チラシの匂いも感じてみてください」
というようなことを仰られたと思うのですが、
その観て、聞いて、触って、嗅いでの4感を感じられる、その『嗅ぐ』の部分が、寝袋で一番伝わりやすいなあと、感じました。
あと、ジメジメしたかんじとか、孤独なかんじ、も。
でもそれも、被ったら外からみんな、球を投げつけてくるので、
それもそれで孤独になりすぎないかんじもよかったと私は思いました。


山下雅稔

すごく楽しかったです。前年までのアンダーグラウンドとは違う場所でした。どこかポジティブなエネルギーを感じました。チラシを用いたことが色を与え、そしてそのチラシの多様な動きと変化がさらに色を与えていました。チラシにはどこか親しみがあります。誰もが丸めたことがあり、投げたこともあると思います。そのせいか懐かしさもありました。こうして書いているとアングラ演劇と小さい頃の遊んでる光景とが被ってきました。

演劇を見ている人が惹かれていたのが分かりました。
初めはあの会場の丸めたチラシが置かれた中心のみが作品でした。しかし、気づいたら作品の中にいました。前年に引き続き、アングラ演劇の拡がりと柔軟さに驚きます。
しかし、それでこそアングラだと思います。

来年がどうなるのか楽しみです。


合谷柊音

アングラ演劇、こちらこそありがとうございました。楽しくやることができました。

前にも言ったかもしれませんが、チラシが人間を表しているように思えて、自分の普段の葛藤や悩み、生涯のテーマを突きつけられているように感じ、気持ちを入れてやることができました。

殻に入っていると、単に狭いところが怖いという気持ちに加えて、自分の姿が分からなくなるような不思議な感覚がしました。日頃から私は、自分のなかに冷静に自分を見ているもう1人の自分がいると感じていて、殻に入っているとき、その自分と入れ替わって、自分が体の中から世界を見ている気分になりました。

うまく表せませんが、すごくよい経験をすることができました。長くなってすいません。
アングラ演劇、チラシの粒や塊で遊んでいると、あれが欲しい、ああなりたい、あの人は嫌い、あの子と遊びたい、こう見られたい、、という普段の自分の生活の葛藤にぶつかっているような気分になって、探し物をするような気持ちでガサガサやっていました。アングラが終わって置いてあるチラシにもアングラの前よりも大人になったようで迫力がありました。


藤田卓見

先生の作品には、コミカルな部分と地面を這うような黒い要素があり、そこが写真を撮っていて安心感のような親和性を感じました。僕も地べたを這う感覚で写真を撮ってました。とても楽しかったです。
 鷲見くんの言う通り今回の演劇はセクシー、もっと端的にいえば性的なイメージがありました。
 というのもこれまでの演劇には子供らしいものを感じていたので、より一層性を感じられました。これまでは先生の内面の孤独の部分が表出しつつ、その一方で先生の悪戯心と言うべき驚かせてやろうという、お茶目な部分が隠されているのを感じていました。
 舞台でそびえ立つチラシの塊。それが舞台をゆっくりと這う様はあたかも男根のようでした。しかし男根は愛を知り自在に愛を囁く満たされたものではありませんでした。自分の価値観や、他人からの視線、欲望、常識、孤独、悩み、それらに雁字搦めになって身動きが取れなくなり欲望の矛先を見失った思春期の男の様にうつりました。そして舞台中に倒れて動けなくなってしまいます。
 舞台中は先生がその男になったように思えました。そして演者の女性達に向けられた欲望の満たされない思いを感じました。先生と女性3人のキャスティングは良かったと思います。
 舞台を性的に感じたのはそこにもあったと思います。男根のようなものの中に女性が入って行くその様はまるで性行為のようでありました。しかしその行為は舞台から漂う雰囲気から、愛を確かめ合う満たされたものではないように感じました。
 今回の感想では、性について多く触れましたがそれは作品が成長して子供が大人へと成長していっているのだと感じたからです。語弊を恐れずにいうのなら先生の作品は未だ未熟なのだと思います。補足するなら未熟な子供が不完全というのではなく、芋虫がその段階の生を全うするのに機能的な姿であるのと同じです。
 年々先生の作品は貪欲に肥大化しその成長の機会を常に伺っているのだと思います。そしていまの成長の段階は蝶でいうところの蛹、人間でいうところの思春期にあたるものだと思います。
 この作品は成長して行くこと自体が作品のように感じました。これからどんな作品になっていくのか楽しみです。


正田七恵

アングラ劇場、とても良かったです!
お客さんと一緒になるところと、チラシを被るところが画期的でした。
アングラ劇場が始まる前、展示している状態は膨大な情報が凝縮して、ありとあらゆる隙間に過剰に広告を貼るイメージがありました。何となく近づき難いイメージでしたが、しかし、実際にチラシに触れて、被り物をかぶってみることで、チラシと一心同体になって、膨大な情報の海に投げ込まれるような心地がして、とても楽しかったです。
そして、初めての展示でしたが、改めて緑屋特有の執念深さとアグレッシブさを思い出させてくれました。アリの絵は個人的に気に入っていましたが、周りの作品の強さに押し負けて、ハッとさせられました。学生気分じゃいられない...これからも積極的に作品を作っていきたいです。ありがとうございました!


瀧嶋三稀

今年のアングラ劇も良かったと感じましたし、批評も大変ためになりました!
ありがとうございました。螺旋階段の詩を読まれたとき、お腹の中にある螺旋階段を
暗闇の中ひたすら下に下に駆け下りていくイメージがわきました。
ひたすら下に降りていくのですが全然地面にたどり着かなくて、
劇中には結局たどりつかなかったです。
最後、観客としては参加できたので楽しいという気持ちが生まれたのですが、
それが螺旋階段から脱出できたかできないかで言ったらまた別の世界の出来事
だったため、螺旋階段は登ったり下りたりの繰り返しで結局終わりがないのだなと
感じました。悩みと人生を感じました。
また、チラシの被り物をした怪物にボールを投げつけているときは
いじめっこの気分になったし、ひたすらその風景を眺めているときは
今のネットの匿名誹謗中傷のイメージがわいてすごく悲しくなってきて少し泣きそうになりました。
今回は情報社会とか、インターネットとか多様化された社会とか、そういうものが
テーマなのかなと感じました。インターネットはとても怖いです。
多くの中の一つでいることがとても怖くなりました。みんなで怪物を作り上げていったら
みえない戦争が起こりそうです。


堀内知之 

作品や演劇が、「チラシを用いた時のもの」になっていたように思います。他のもの、例えば新聞を用いて作るとあのような作品や演劇にならなかったと思います。先生や共演者がチラシに影響されてあのような作品や演劇になったと思います。日常で目にするチラシというものが持っている意味が、作品や演劇にとって大事なことのように思います。
袋を破って中から小玉を出すのは、思ったほど、印象的ではなかったです。でも、今までと違い様々な要素があり、それらが全体と関係しつつ作品になっていたのはよかったです。


岩澤菜生

予想外の展開で、見入ってしまいました。
今までになかった動きがあって、面白かったです。
以上です。
 

 

写真撮影 堀内知之

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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