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「チラシ」アングラ演劇の感想文13人

「チラシ」アングラ演劇の感想文がたくさん集まりました。
大変楽しく読ませてもらいました。
次の制作への励みになりました!凄く参考になりました!大変ありがとうございました!!
感想文の後に堀内知之が撮影した写真(15枚)が載ってます。(藤澤伸太郎)

 


アングラ演劇の感想文(13人)

袴田竜太郎  

先生のアングラ演劇が成長し続けている事を体感しました。観客との距離が年々近付いています。今までは、知らずに飲み込まれる人、飲み込まれないように踏ん張る人がいたのですが、今年は観客が自ら歩み寄っていたように感じました。ピカソが晩年の絵画で敢えてテクニックを排除して絵画を楽しんだような感覚を観客は味わったのではないでしょうか。人間が本来持っている否定出来ない感覚を観客に呼び起こすような作品だったと思います。会期中、最終日に向け息を潜めている作品の一部達にも不思議な存在感を覚えました。現代に必要な感覚だと思います。


小西宣生 

今までで一番よかった。演劇にビミョーな感じで加わっていて気が晴れたし、おもしろかった。役者さん達がチラシをかぶるって、いい意味でビミョーでチープで新鮮でした。(今まででサイコー)
ラストシーンの古橋さん登場はかわい過ぎ。
三人娘に萌ぇ〜!!(先生は除く)


鷲見友佑

今年の演劇で一番感じたことは今まで以上に人が作品に近くなっているということです。作品の場に入ること以上に、作品になるということがおこなわれており、異様な空気感が漂ってました。あと、一番エロさを感じさせられました。藤田くんの撮った写真を改めてみても、なんか、とてもセクシーでした。
作品を割り出し、さらにその中から作品が増殖してくるのも、面白かったです。
チラシから生まれるクッション性のようなものが、私は前見た時から楽しみでしたが、それが鑑賞者に伝わっていたか気になりました。
個人的にそこが一番いいなと思っていたので、

毎年、あそこまでエネルギーのある作品を出してくる藤澤先生は尊敬してます。

来年の作品も今から気になってます。

今年は色々な要素が詰め込まれた作品でしたので、一種の集大成に近いような気にもなりました。


古橋楓 

今回のアングラは例年以上に観客も巻き込んでのとても楽しいものになったと思います。
人間がチラシに入って動くというのが、笑いも起きて、やってるこちら側もとても楽しくやることができました。まるでチラシが動物のようで、しかしチラシであることは変わりないという、とても不思議な感覚でワクワクしました。
いつもは身近なチラシが、あんな不思議で興味あるものへと変貌するのがとても面白いです。
大人も子供も本当に楽しそうに作品に参加させていて、すごい魅力的な作品だと思います。


石部泰亮

アングラ演劇の感想は

「ローリングストーーーン」のフレーズが好きでした。
転がる石と「すと〜ん」の擬音の合わせ方が格好良くてなかなか頭から離れなかったです。


安藤朝香 

今年が一番、こちら観る側としても入りやすいなと…思いました。
特に「寝袋型のチラシ」が、
先生の作品に、より近づけるモノの一つとしてあって良いなと、思いました。
先生が
「作品に触って、チラシの匂いも感じてみてください」
というようなことを仰られたと思うのですが、
その観て、聞いて、触って、嗅いでの4感を感じられる、その『嗅ぐ』の部分が、寝袋で一番伝わりやすいなあと、感じました。
あと、ジメジメしたかんじとか、孤独なかんじ、も。
でもそれも、被ったら外からみんな、球を投げつけてくるので、
それもそれで孤独になりすぎないかんじもよかったと私は思いました。


山下雅稔

すごく楽しかったです。前年までのアンダーグラウンドとは違う場所でした。どこかポジティブなエネルギーを感じました。チラシを用いたことが色を与え、そしてそのチラシの多様な動きと変化がさらに色を与えていました。チラシにはどこか親しみがあります。誰もが丸めたことがあり、投げたこともあると思います。そのせいか懐かしさもありました。こうして書いているとアングラ演劇と小さい頃の遊んでる光景とが被ってきました。

演劇を見ている人が惹かれていたのが分かりました。
初めはあの会場の丸めたチラシが置かれた中心のみが作品でした。しかし、気づいたら作品の中にいました。前年に引き続き、アングラ演劇の拡がりと柔軟さに驚きます。
しかし、それでこそアングラだと思います。

来年がどうなるのか楽しみです。


合谷柊音

アングラ演劇、こちらこそありがとうございました。楽しくやることができました。

前にも言ったかもしれませんが、チラシが人間を表しているように思えて、自分の普段の葛藤や悩み、生涯のテーマを突きつけられているように感じ、気持ちを入れてやることができました。

殻に入っていると、単に狭いところが怖いという気持ちに加えて、自分の姿が分からなくなるような不思議な感覚がしました。日頃から私は、自分のなかに冷静に自分を見ているもう1人の自分がいると感じていて、殻に入っているとき、その自分と入れ替わって、自分が体の中から世界を見ている気分になりました。

うまく表せませんが、すごくよい経験をすることができました。長くなってすいません。
アングラ演劇、チラシの粒や塊で遊んでいると、あれが欲しい、ああなりたい、あの人は嫌い、あの子と遊びたい、こう見られたい、、という普段の自分の生活の葛藤にぶつかっているような気分になって、探し物をするような気持ちでガサガサやっていました。アングラが終わって置いてあるチラシにもアングラの前よりも大人になったようで迫力がありました。


藤田卓見

先生の作品には、コミカルな部分と地面を這うような黒い要素があり、そこが写真を撮っていて安心感のような親和性を感じました。僕も地べたを這う感覚で写真を撮ってました。とても楽しかったです。
 鷲見くんの言う通り今回の演劇はセクシー、もっと端的にいえば性的なイメージがありました。
 というのもこれまでの演劇には子供らしいものを感じていたので、より一層性を感じられました。これまでは先生の内面の孤独の部分が表出しつつ、その一方で先生の悪戯心と言うべき驚かせてやろうという、お茶目な部分が隠されているのを感じていました。
 舞台でそびえ立つチラシの塊。それが舞台をゆっくりと這う様はあたかも男根のようでした。しかし男根は愛を知り自在に愛を囁く満たされたものではありませんでした。自分の価値観や、他人からの視線、欲望、常識、孤独、悩み、それらに雁字搦めになって身動きが取れなくなり欲望の矛先を見失った思春期の男の様にうつりました。そして舞台中に倒れて動けなくなってしまいます。
 舞台中は先生がその男になったように思えました。そして演者の女性達に向けられた欲望の満たされない思いを感じました。先生と女性3人のキャスティングは良かったと思います。
 舞台を性的に感じたのはそこにもあったと思います。男根のようなものの中に女性が入って行くその様はまるで性行為のようでありました。しかしその行為は舞台から漂う雰囲気から、愛を確かめ合う満たされたものではないように感じました。
 今回の感想では、性について多く触れましたがそれは作品が成長して子供が大人へと成長していっているのだと感じたからです。語弊を恐れずにいうのなら先生の作品は未だ未熟なのだと思います。補足するなら未熟な子供が不完全というのではなく、芋虫がその段階の生を全うするのに機能的な姿であるのと同じです。
 年々先生の作品は貪欲に肥大化しその成長の機会を常に伺っているのだと思います。そしていまの成長の段階は蝶でいうところの蛹、人間でいうところの思春期にあたるものだと思います。
 この作品は成長して行くこと自体が作品のように感じました。これからどんな作品になっていくのか楽しみです。


正田七恵

アングラ劇場、とても良かったです!
お客さんと一緒になるところと、チラシを被るところが画期的でした。
アングラ劇場が始まる前、展示している状態は膨大な情報が凝縮して、ありとあらゆる隙間に過剰に広告を貼るイメージがありました。何となく近づき難いイメージでしたが、しかし、実際にチラシに触れて、被り物をかぶってみることで、チラシと一心同体になって、膨大な情報の海に投げ込まれるような心地がして、とても楽しかったです。
そして、初めての展示でしたが、改めて緑屋特有の執念深さとアグレッシブさを思い出させてくれました。アリの絵は個人的に気に入っていましたが、周りの作品の強さに押し負けて、ハッとさせられました。学生気分じゃいられない...これからも積極的に作品を作っていきたいです。ありがとうございました!


瀧嶋三稀

今年のアングラ劇も良かったと感じましたし、批評も大変ためになりました!
ありがとうございました。螺旋階段の詩を読まれたとき、お腹の中にある螺旋階段を
暗闇の中ひたすら下に下に駆け下りていくイメージがわきました。
ひたすら下に降りていくのですが全然地面にたどり着かなくて、
劇中には結局たどりつかなかったです。
最後、観客としては参加できたので楽しいという気持ちが生まれたのですが、
それが螺旋階段から脱出できたかできないかで言ったらまた別の世界の出来事
だったため、螺旋階段は登ったり下りたりの繰り返しで結局終わりがないのだなと
感じました。悩みと人生を感じました。
また、チラシの被り物をした怪物にボールを投げつけているときは
いじめっこの気分になったし、ひたすらその風景を眺めているときは
今のネットの匿名誹謗中傷のイメージがわいてすごく悲しくなってきて少し泣きそうになりました。
今回は情報社会とか、インターネットとか多様化された社会とか、そういうものが
テーマなのかなと感じました。インターネットはとても怖いです。
多くの中の一つでいることがとても怖くなりました。みんなで怪物を作り上げていったら
みえない戦争が起こりそうです。


堀内知之 

作品や演劇が、「チラシを用いた時のもの」になっていたように思います。他のもの、例えば新聞を用いて作るとあのような作品や演劇にならなかったと思います。先生や共演者がチラシに影響されてあのような作品や演劇になったと思います。日常で目にするチラシというものが持っている意味が、作品や演劇にとって大事なことのように思います。
袋を破って中から小玉を出すのは、思ったほど、印象的ではなかったです。でも、今までと違い様々な要素があり、それらが全体と関係しつつ作品になっていたのはよかったです。


岩澤菜生

予想外の展開で、見入ってしまいました。
今までになかった動きがあって、面白かったです。
以上です。
 

 

写真撮影 堀内知之

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

| oiai | 09:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
藤澤伸太郎「チラシ」アングラ演劇

題名:「チラシ」アングラ演劇
作者:藤澤伸太郎
主役:無数のチラシ
出演:藤澤伸太郎 古橋楓 大村美桜 合谷柊音
撮影:藤田卓見 山本寛之 堀内知之 鷲見友佑(video)
協力:oiaiメンバー

2017年8月20日展覧会最終日に「チラシ」を主役にしたアングラ演劇を上演しました。たくさんの方の観劇、大変ありがとうございました。
会場では、当日大変な反響で凄く嬉しかったです!!

膨大な数の「チラシ」を、無数の小さな粒、たくさんの大中小の塊、3体の人間がすっぽり入れる殻を造り、展示では会場にインスタレーシヨンしました。(12m四方)
劇では、「チラシの無意識」をテーマにし、そのチラシを主役にして生き物のように様々な形に動かしました。(3人の黒子の演技者によって)
又、劇の間中1人の演技者が詩を朗読しました。

なかでも、大きな3体の殻(2.20m、1.70m×2)を身体ごとすっぽり被り中で動きますと、チラシの殻が会場を滑稽にグロテスクな姿で動き回ったり、クネクネ身体を曲げたり見えたのは、チラシそのものの無意識が表現されたと思います。
又、チラシの塊を破り中からチラシの小さな粒が周りに溢れて観客に向かっていっぱい投げました。
又、真ん中のたくさんのチラシの塊を周りの観客のところまでガサガサ運んでいっぱい置きチラシと観客を一体化させました。
又、舞台を伸し歩く1体の大きなチラシの殻にたくさんの観客がチラシの小さな粒をぶつけるのも、観客とチラシが身体性を通して繋がり刺激的で面白かったです。
後半は、観客が真ん中に自然に集まりチラシに直接触れて被ったり、動かしたり、投げたり観客自身が劇を作りました。
劇の間中チラシのガサガサする音や、チラシの皮膚の動きが新鮮でした。
何よりもチラシの皮膚に覆われた演技者の動きが思うようにならず、その「ズレ」がユーモラスでグロテスクなチラシの動きになりました!!
そのもどかしい動きの予想以上の面白さに観客の笑いが生まれ、後半の観客が自然に劇に参加し劇を作ることになったと思います。

劇を撮影した4人もそれぞれの視点で大変いい映像になりました。2回に分けて載せます。
尚、videoは緑屋に見に来てください(090・16248262)
今まで見たことがない新しい劇が出来たこと、観客が劇を作ることが出来たことは大変嬉しかったです。
oiaiメンバーの協力があって出来たoiaiから生まれた劇になりました。感謝しています!!来年もやります。(藤澤伸太郎)
 

 

写真撮影 藤田卓見

写真撮影 山本寛之

 

| oiai | 09:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鷲見友佑 2017年作品

題名:no title (light)
作者:鷲見友佑
・隠すための光
今年の展示はとても多くの発見をさせてもらいました。oiaiにはこれからも毎年展示したいです。よろしくお願いします。(鷲見友佑)
・アドレスwashimiyusuke.tumblr.com
・武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科3年


大変明るく眩しい円環のライト(LED)を4体とコードとコンセントを使用して、真ん中にいる人間の身体を見えなくするインスタレーション作品です。

今回は、今までの作者の作品とガラッと変わりました。
余分なものが削り取られて骨格だけのシンプルな作品になりました。
本来の照明は、明るくして人や物などをより見せるための装置です。
それを、逆転の発想で人間を隠してしまう光りの装置したのは、大変面白いです。傑作です!!!
4つの大きな円の周りを眩しく照らすことで、それを支える骨組みの真ん中に影の空間を造っています。その影の空間に人間がすっぽり入って隠されます。
又、コードやコンセントを隠さずにわざわざ見せる表現も格好いいです!!
その結果、全体が昆虫の化け物のように見えて、ユーモラスですし、花にも見えます。
まるで、人間が消えて昆虫になったようです。

この抽象化された「隠す」という装置が、私たちの想像力を掻き立てます。

…現代の都市空間は、ますます眩く輝く光りの氾濫です。そして影にいる私たち人間や物はますます見えない存在になっています。
そんな都市空間を抽象化しているようにも思えます。

より明るくなった光りから生まれる「影」の人や物への想いが新しいです。
影に隠されたコードやコンセントをわざわざ見せたことが秀逸です!!!

ただ、もう2体ライトを加えて外に向けて設置して、真ん中の影の空間を浮き上がらせて欲しかったです。その影の空間に僕も入りたかったです。(藤澤伸太郎)


まるいまばゆい光りの影に 君は隠れた 昆虫になって吸い寄せられた僕

見ても見ても見えるものしか見えない見はてぬ夢の隠れんぼもうーいいーかいまーだだよーーー


2017年12月3日
 

| oiai | 13:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
古橋楓 2017年作品

題名: ヒトノトキ
作者: 古橋楓
作品の概要: バナナの皮という、ナマモノということに加え色が変化しやすい特徴をもつという点に着目し、その変化をナマモノである人間の老化に重ね合わせ、人間が時間とともに老いていく様子を表現した立体作品。
・今回の作品はバナナの皮という特殊なものを使い、まだ自分自身の実験の甘さ、詰めの甘さをとても感じることができました。
しかし、面白いと言っていただけることもあり、バナナの皮とわからない状態で、作品をよくみていただけてるのを見ることができ、嬉しかったです。この作品のこれからを考えていくことができました。
今回の展示はとても得たものが多かったと肌で感じることができました。(古橋楓)


バナナの生の皮で女性の顔の皮膚を造り、会期中にバナナの皮の変化(皮膚の老化)していく様子を見せた女性の頭部の立体作品です。
バナナの皮で造られた女性の顔が腐って黒ずんでいくという大変ショッキングな作品ですが、何故かおおらかさが漂っています。
それは、土台になる粘土で造られた女性の顔の形からきています。
アフリカのプリムティブで抽象的な形の顔が凛々しく気品があります。
その形に対して腐り安いバナナの皮というミスマッチな組み合わせが斬新です。ブラックユーモアを感じさせます。
バナナの皮は会期中に、たちまち真っ黒く変わりはて、全くバナナだと分からなくなりましたが、近づいて匂いを嗅ぐと微かにバナナの匂いがします。それもいいです。
何よりも、皮膚の老化(死)の時間を具現化した表現と作者の生へのオマージュが立ち上ってきます。傑作です!!
また、現代の私たちに対する痛烈な批判に成りえています。
ただ、皮の隙間から見える白い粘土が良くないです。土色の粘土にした方がいいと思います。

又、他の素材の生の皮でもやって欲しいです。その変化を見たいです。

…小学生の図画工作で、秋にいろんな葉っぱを集めて画用紙に人の形に貼りつけて、周りを絵の具で塗った作品を作りました。
気に入って、新聞紙に包んでおきました。何ヵ月後の春に開いて見ますと、葉っぱの人の形だけ抜け落ちていて、下に枯れ葉の破片が土のように集まっていました。がっかりしましたけど、昔話にあったように人が死んで土に還ったと思いました。葉っぱが抜け落ちた人の形を今でもはっきり覚えています…(藤澤伸太郎)


バナナの皮で作った 女性の気高き顔 日に日に黒々カサカサ土と化す

抜け落ちた人のかたち春の空

2017年11月13日

 


 

| oiai | 18:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
安藤朝香 2017年作品

題名:はじまりは、終わりから。
作者:安藤 朝香
・作品の概要、ワークショップも含めて
あるきっかけで、「死」について考え出したことから始まった作品です。
「死」というものに答えはないので
身近なもので目に見える「死」(ゴミ等)を集めました。
その集めたもの1つ1つに絵を描いてみたりして、私なりに「死」に向き合った作品です。

ワークショップでは、
私が日々集めていたゴミと、毛糸等の材料を使って、『ゴミから何かを生み出してみよう』
というワークショップを行いました。

・作品、さまざまな姿のモノに描いたことで、
白い紙から描くよりも、自由な気持ちで描けるんだとはじめて気づけた作品です。
今後も増やしていけたらと思います。

ワークショップでは、
参加していただいた方々でチームに分けて、それぞれで作ったものを発表して頂いたのですが、
皆さん真剣に、楽しく作っていて、
それぞれすごく面白いモノが出来上がっていて…ワークショップ内で少しでもゴミの「死」に向き合って頂けたかなぁと思います。
とても私としては満足しています。(安藤朝香)

・イラストを主に描いてます。
女子美術大学デザイン・工芸科ヴィジュアルデザイン専攻卒業。


死(ゴミ)をテーマに要らなくなったい空き箱や壊れた物などにイラストを描き、それをいっぱいインスタレーションした作品です。
ワークショップでは、大勢の参加者たちが数人づつチームを作り、「ゴミから何かを生み出してみよう」をテーマにゴミを素材に作品制作を体験しました。

ワークショップが素晴らしかったです!!!
と言うのは、最初に作者が、あるきっかけで「死」について考えたこと、参加者たちにも「死」について向きあって欲しいと話しました。
参加者たちは、そこに置かれたいっぱいの壊れた物や要らなくなった物をそれぞれ選んで、毛糸、マーカー、色紙などを使って、「ゴミから何か生み出してみよう」と作品制作をしました。
参加者たちも自分なりに「死」と向きあって、その物の気持ちになって物が「生きたい!」という表現になり、実に生き生きとした作品になりました。
又、グループで制作したことで、共通言語のような「生きる」が表現されました。
例えば、壊れた開いた傘に晴れた空と雲と太陽を描いたのは、壊れた傘の気持ちが出て傑作でした!!生と死が同時に感じられました。

又、作者の展示作品は、壊れた物、要らなくなった物にイラストを描き、その物から大変ユーモラスな物語が浮かび上がっていました。物の形、あるいは、もともとあった写真や絵からイメージした発想、表現力が面白く思わず笑ってしまいました。
プラスチックの器の中のライブ会場など傑作がいくつかありました。
ただ、会期中もワークショップの場として設置して欲しかったです。僕も、死(ゴミ)から作品制作をしたかったです。

…高校生の時、東京に「ポップアート展」を見に行きました。
アメリカのポップアーティストの作品は、地方の高校生の僕は大変なカルチャーショックを受け、その後の人生を変えました。
その1人ライシェンバーグは、大きな画面に大きな古タイヤ、壊れた椅子、古靴など日常品をくっ付けて、思い切り勢いよくペインテングした油絵には、衝撃を受けました!!
画面は、物たちの墓場に見えましたけど、躍動感のあるペインテングには、生の衝動を感じました!!
又、制作しているところを大勢の人の集まる場で公開していました。芸術の場から降りたアンダーグランドの格好良さを見ました。(藤澤伸太郎)


死んでしまった傘が言った 生まれ変わりたい! 開いた傘に少女たちは晴れた空と太陽を描いた

画面にくっ付いた古タイヤバックオーライオーライライシェンバーグ


2017年10月25日

 


 

| oiai | 08:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
袴田竜太郎 2017年作品

題名:須賀神社のエスキース
作者:袴田竜太郎
・絵画表現によるインスタレーション作品
・距離を感じやすい絵画での見る人との対話。(袴田竜太郎)
・多摩美術大学 絵画学科油画専攻卒業


壁面の大変高い位置に設置されています。
神社の風景を紅い色で描き、画面を複雑な曲線で切り取った平面作品です。
天と地の境界に浮かび上がったとても不思議で新鮮な作品です。

作者はoiai美術展で長年制作活動をしています。その作者が、oiai会場から生まれた斬新な表現を見せてくれました。見事です。
おそらく須賀神社風景は、作者の忘れられない記憶だと思います。その記憶の風景をこの会場空間を生かして具現化してくれました。

神社風景を鮮やかな紅い色でドロドロに厚塗りにして実に艶やかにしています。その過剰なマチエールの表現に対して、真ん中の背景をすっぽり切り取ってスカスカの空間にした対比的な方法が絵画の存在感を消し去り、作者の無意識のドローイングの痕跡だけを浮かび上がらせました。
ドローイングの快楽だけが残り、大空と大地が紅い細い木々で繋がっています。そこに建物と柱が重なっているのもいいです。
真ん中の抜けた空間が素晴らしいです!!

又、角度を変えて見ると濃い赤の毒々しい色に変化して、ドキッとします。

作者は、自分の作品を描くと言うよりoiai展を見る人との対話を長年楽しみながら、その接点から、今回は絶妙な距離(空間)を見つけました。
新しい現代作品です。傑作です!!

…この見上げる距離は、僕に自由に記憶を思い浮かばせ、その記憶に近づくことが出来ました。
ヨチヨチ歩きの幼少の僕は、ばぁーば(祖母)に連れられて近くの神社によくお詣りに行きました。
幼い僕は、鬱蒼とした神社が怖くて、いつも泣いたそうです。そんな幼子の僕をあやすために、ばぁーばは「いないいないばぁあー―」を何回もしたそうです。ばぁーばのふしくれだった指が木々の幹ようだったことははっきり覚えています…(藤澤伸太郎)


背景が切り取られた記憶  大空と大地が細い木々で繋がる 紅の向こうに抜ける快楽

いなくなったばぁーばいないいないばぁあ――――


2017年10月9日

 


 

| oiai | 07:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
「鈴木康広 始まりの庭」

 

 

鈴木康広 始まりの庭
彫刻の森美術館 本館ギャラリー/マルチホール
2017年8月5日(土)‐2018年2月25日(日)
9:00→17:00(年中無休)

http://www.hakone-oam.or.jp/exhibitions/article.cgi?id=829660

 

箱根彫刻の森美術館で個展開催!!
今回は、ニュートンの万有引力の法則の林檎を、鈴木康広の見立てで「落ちない林檎に」した見事な作品、天地が逆さまになるめまいを感じました!ますます冴えています。
75点のうち、10点が新作です。楽しみです!
僕は秋に箱根に見に行きます。是非!!
NHK日曜美術館にゲストとして出演!朝日新聞全国版に作品写真と記事が載り、今大変話題に!!
今年のoiai美術展に「水平の人」を出品しました。(藤澤伸太郎)


林檎が落ちない鏡は逆さまの天地 天空に腰掛ける大きな空気 ファスナーが開くドレスの海 コップの中に浮かぶ日本列島北を見る

箱根の森の君は1万年を刻む


2017年9月19日

| oiai | 08:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ワークショップ、レクチャーの様子

2017年8月15日(火)〜20日(日)
oiai美術展がクリエート浜松3階で開催されました。
連日の猛暑のなか、たくさんの方が会場に訪れました。おかげさまで展覧会は大変好評でした。
今年の展覧会は「変化し続ける新しさ」をコンセプトに、それぞれメンバーたちが勇気を持って自分を壊しながら、新しい形を造り出しています。そんな変化し続ける新鮮な展覧会になったと思います。
今年は、さらにレベルが上がっていると言う感想を多く貰いました。
大変嬉しかったです。
今後とも、oiaiしか出来ない新しい形の雑多な展覧会を目指して行きます。

最終日、20日(日)の「ワークショップ、レクチャー」「アングラ演劇」では、たくさんの方々のご協力大変ありがとうございました。
「ワークショップ、レクチャー」では、9人の作家、小西宣生、古橋楓、鷲見友佑、山本寛之、山下雅稔、安藤朝香、瀧嶋三稀、正田七恵、袴田竜太郎がそれぞれの作品の紹介、見方、感想、ワークショップ、レクチャーしました。
独創的な作品に親しみが湧き、刺激になりました。大変楽しい時間を体験することが出来ました。又、安藤朝香のワークショップでは、参加者たちが大変面白い作品を作っていました。

oiai美術展の作品は後日ブログにて紹介します。
「アングラ演劇」の様子は後のブログに載せます。(藤澤伸太郎)
 

| oiai | 08:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
oiai美術展 明日開催!!

明日よりoiai美術展を開催します!
本日、無事搬入出来ました。
oiaiメンバーの独創的な作品との出会いを楽しんで欲しいと思います。
今年は、「変化し続ける展覧会」をテーマに新しい形の展覧会場にしました。
是非、お出かけください。
☆oiai美術展
2017年8月15日(火)→20日(日)
10:00〜19:30(最終日は17:00まで)
クリエート浜松3階ギャラリー31 http://goo.gl/maps/B9Qpq

 

写真は展示風景

 

| oiai | 20:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
「ワークショップ、レクチャー」「アングラ演劇」

 

oiai美術展
2017年8月15日(火)〜20日(日)
10:00〜19:00(最終日は17:00まで)
クリエート浜松3階ギャラリー31

〇ワークショップ、レクチャー(自由参加)
8月20日(日)13:00〜16:00展覧会会場にて
メンバーが展示作品の紹介、見方、感想などレクチャーします。

〇アングラ演劇(観劇自由)
8月20日(日)16:00〜17:00展覧会会場にて
「チラシ」を主役にアングラ演劇をします。是非、楽しんでください!(いずれも参加費無料)
※写真は「チラシ」の舞台風景


「チラシ」

7月31日
誰も知らない 非常階段の穴をくぐり抜け 下りたところがunderground
チラシの役者たちコンビニドリンク極々極々飲み干した

7月21日
梅雨あけて蝉唸る朝 冷えた氷を頭にのせる 死者が窓から花束投げた夜
殻が無数の粒をはらんだ

7月18日
広告あふれる なにもないせかい なんにもみえないなつのくれない
なにをなにしたらいいのかいなくなったあなたがないた

7月11日
幼い君と行った 半島のぐるぐる回る山 大きな猿と記念撮影 
瞬く過ぎしときシアシワに貼る

7月17日
大きくなりたいと 殻だけ巨大化 動くのもサァーボテン
人のいない砂漠にもぞもそそびえる

2月3日
真夜中の公園 糸杉の茂みに光る2つの目玉 浮かび上がる奇怪な顔顔顔顔顔顔― (鳴き声で)
日常に切り抜かれた大きな覗き窓

6月11日
無数の金属の棒 頭上高く波打ち 奏でる音に吸い込まれる海女
トンガッタサザエガイタイ!

7月7日
色とりどりのくす玉が いっぱい散らばる部屋 父と母と妹2人とおにぎり食べた
七夕の街通り徹夜で描いたデッカイタイガース

7月29日
ぎっしり詰まった広告に 空気穴を開けよ! 穴から見えるアナタの目と鼻と口と耳
逆さまに透ける文字とマンガと写真とアイドル

4月13日
かいだんをよんかいかけあがり かいかつなかおにかえる うちなるうちゅうもがきもだえてうごくうで  うみからうまれしものたちうみなりのうねりをうたう

3月28日
髪を栗毛に染めて 遥かな舞台の縁の下 チラシを滲ませ君が描いた春の川
桜の花びらサクサクサクサク食べた

5月5日
疲れ果てべとべとの身体 もまれて洗い流され回る回る 唸りをあげて螺旋の宇宙は回る回る
ソヨソヨハタハタバサバサとりどりのこい

12月5日
幾日も幾日も洋服屋は 大草原を縫い続ける 夜が来るたびに銀の糸が狼になる
大きな鍋を反射させ君は月を造る

3月30日
大きないびつな石を 小さな頭に乗せる人 身体を深い海に沈めて大空の雲を見上げる
ロ―リングスト――ンと穴に落ちた僕

6月27日
チラシの身体の中に 潜り込みもがき苦しむ 外にいる見えない君の声が聞こえない
木々の葉が騒めく明け方の街

7月23日
新聞紙をグシャグシャに 糊で混ぜた粘土で花瓶を作る たくさん並んで水墨僕あたし  
あつあつうなぎしじみ盆踊り

5月14日
愚かな戦いが続いた 疲れ果てた藍の闇 閃光に浮かぶ死に顔と光る粒
潮と樹木深き匂い故郷に満ちる

2月27日
さかみちをくだってたちどまり きみは「まばたき」した ちいさきはっけん「はばたき」ちきゅうをまわる うちゅうにまばたく「落ちない林檎」

6月6日
大空に投げ出された 黒いブーツの両足 白いふくらはぎの向こうに淡い色
マックラヤミヲスッポリカブッタ!

7月26日
アケガタカラスガカア―カア― 紅いさけびヲアゲタ

12月12日
ピンクピンクトンボトンボ デカイ目ん玉長ーいしっぽ 花々花々腐りゆく土と花の円舞曲

4月18日
紅と緑が彼岸で滲む 水面と大空に掛かる快楽

8月10日
熱帯夜サボテンがにょきにょきにょきにょき窓から侵入

11月11日
ビニールの網目を皮膚にして 鯨と鮫が空を泳ぐ 子どもの鯨と鮫が靴なって街を歩く

1月4日
動きにくにくしい悩みがファッション 航空基地の写生大会 青い空を赤い色に染めた

5月20日
大波に揺らぐ小さな僕たち 一周回って届かない過去の君

3月20日
緑の木巣立つ段ボールの羽ばたく音

6月23日
遠い空の境目に浮かびあがる 指でなぞる液晶の裸体

10月16日
泥水の足元に空いた宙の窓

7月31日
まあるいお腹のおへそが 生まれたおうちへ帰りたいと産毛を生やした

…雑記、oiai美術展メンバー作品より(藤澤伸太郎)

出演 藤澤伸太郎 古橋楓 合谷柊音 大村美桜   

〇合同批評会(一般公開)
8月19日(土)18:00〜21:30展覧会会場で出品者全員の合同批評会です。是非!

| oiai | 18:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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