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今年のoiai美術展のDMが出来ました!!

 

デザイン→岩澤菜生

作者が自分で作った衣装(ファッション) を撮影してDM(ハガキ)にしました。
目の覚めるような鮮やかな色彩と昆虫のような斬新なファッションがインパクトのある面白いDMになりました。
ちょっと野暮ったいマットな紙質が少しソフトになって、思わず手に取りたくなります。傑作です!!
又、唐突に切り取ってあるようなアングルの構成も作者の狙いの「日常とのコラージュ」を生み出しています。
右上の無駄な余白が何だろうと、薄っぺらなハガキを後ろからの光りで透かして見ると、「oiai美術展」が反対向きに浮び上がります… 格好いいです!
今までにない一度見たら忘れない鮮烈なDMですが、僕には、ウルトラマンみたいで懐かしさも感じます。(藤澤伸太郎)

oiai美術展
2017年8月15日(火)〜20日(日)
10:00〜19:00(最終日は17:00まで)
クリエート浜松3階ギャラリー31

| oiai | 08:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鈴木陽 2016年作品

題名:「うねりの旅」Surging trip
作者:鈴木陽
・本作品は2016年8月に三重県鳥羽市で開催された小竹信節ゼミナール4年生展示「水が私にくれたもの  What the Water Gave Me」に出品したものです。
三重県発祥とされる海女をテーマに、海辺に設置することを前提として制作しました。

海風に揺れる本作品は、風に揺れる海の波、そして海の状況に簡単に影響されてしまう海女の人生を呈しています。(鈴木陽)
・武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科卒業 


36本ぐらいの沢山の金属の棒が水平の支柱に平行に吊されています。
海風が吹きますとその支柱が揺れて、沢山の棒がゆらゆら波の形になり、金属が触れ合う音を奏でます。
まことに幻想的なインスタレーション作品です。

今回は室内の展示で風が吹きませんので、見る人が紐を引っ張って金属の棒を揺らします。(参加型の作品)
室内だから、壁や床に映る影もゆらゆら揺れて、そのダイナミックに揺れる空間が大変面白いです!!
彼の作品は、いつも斬新で詩的です。

ただ、今回はちょっと説明的で見る人の視点に合わせ過ぎで分かりやす過ぎです。
もっと、突き抜けた表現にして欲しかったです。
例えば、この作品を下に潜れるように高くして、紐を下から引っ張って、自分の頭上高く波打ち奏でる音に巻き込まれるようにして欲しかったです。
見る人の視点でなく、海底に潜った海女の視点です。
もっと、トンがった見せかたをした方が…傑作になったと思います。

ファイルに在った小品ですが、絶対に履くことの出来ないトンがったハイヒール、りんごの芯が極細の針金で「無」を感じさせる作品は、ドキッとさせて、見る人の視点をぐらぐらさせます。
今回の作品も見る人の視点ではなく、違った視点から感じさせる作品にして、ぐらぐらさせて欲しかったです。
作品を屈んで潜って見上げたときは、視界がぐらぐらしました!!

…海に潜るのが好きで、1日中素潜りでサザエなどいっぱい取りました。
ある日、海底がとても美しくサザエを採るとその美しさ壊れそうで、サザエが海底に居たいのだと強く思いました。
息が苦しくなり、耳鳴りがして、やっと海上に…それ以来採るのを止めました…(藤澤伸太郎)


無数の金属の線 頭上高く波打ち 奏でる音に吸い込まれる海女

トンガッタサザエガイタイ!


2017年6月11日

 


 

| oiai | 06:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
真船きょうこ 2016年作品

題名:美どらま
作者:真船きょうこ
・作品の簡単な概要 日本美術史をドラマで学べる漫画
・ベストセラー「仏像に恋して」「もっと!仏像に恋して」の漫画家、イラストレーターとしても活躍中。京都市立芸術大学 美術科卒
・描き切って学んだことが多々あり、ステップアップに繋がった大切な作品です。(真船きょうこ)
・ホームページ、イベント告知など http://mafkyo.maf-k.boo.jp/5/25発売の講談社『Kiss』に読み切り漫画を掲載。ほか

大変な労作です!
日本の美術史を縄文から明治に至る不朽の名作を7点ストーリー漫画にした作品です。

この漫画本の装丁を美術展会場で見たときには、過剰な少女漫画のような華やかさと怒涛のごとく押し寄せる壮大なエネルギーを感じましたが、中を開いて見ると意外と地味で堅い感じでなかなかストーリーに入れませんでした…
作者は、2話で休んでしまったそうで、大変心配しましたが…復活して最後まで描き上げましたことは、大変良かったです!

これだけの歴史上の名作7点を解説しまとめ挙げた力量には感心しました。
解説が分かりやすく良かったです。
漫画のストーリーも面白いところもありましたが、1話1話が短いので、物足りない感じはしました。残念です。

案内役のキャラクターも、今回はかなり専門家なので、「仏像に恋して」の普通の人たちがキャラクターのように、ボケやツッコミなどの遊びが無かったので、ユーモアに欠けていました。
しかし、幾つか収穫はありました。例えば、北斎本人の言葉を知ったのは、嬉しかったです!
実は、北斎の怒涛の波模様はサイケデリックアートだと若い時代からかぶれていた一つです。
終わることのない繰り返す宇宙の運動。
それをテーマにサイケデリックな衣裳を作り、自分でパーティーを企画して、そこで、着て踊って見せました。性懲りもなく何回もやりました(笑)(藤澤伸太郎)


北斎の怒涛の波模様 サイケデリックファッション 波間に揺らぐ小さな僕たち

一周回って届かない過去の君


2017年5月20日

 

| oiai | 08:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
今津良樹 2016年作品

題名:Untitled
作者:今津良樹
・東京芸術大学 大学院映像研究学科アニメーション専攻在籍
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒
AC広告学生大賞受賞他
https://www.yoshikiimazu.com/

 

 

自分の衣類が洗濯機の中で、揉まれて洗い流されて回転しているアニメーション作品です。

このアニメーションは去年も出品していました。
作者は手直しして今年も執拗に出品しました。
今回は圧倒的にいいです!!
去年のは、アイデアの面白さだけでしたが、今回はディテールの表現が素晴らしいです!!

作者のたくさんの衣類が水をたっぷり含んだ重さ、複雑に絡まりひとつの円形になり、回転しながら洗い流されていく様相は、美しい詩です。
特に回転していく衣類たちのディテールの動きがいいです。めくれたり、よれたり、しぼられて空気の泡が溢れ出したり不思議な生きもののようです。
自分の汚れた身体が回りながら清められ、宇宙の回転にどこまでも巻き込まれて行きます……
日々の家事から見つけた発想をシンプルで見事なアニメーションにしています。

…独身時代、洗濯は好きでした。昼からの仕事でしたから、昨夜のやりきれない気持ちが残る衣類を洗濯機に放り込みます。洗い流した衣類を大空の下に干すのは、清々しい気持ちになりました…(藤澤伸太郎)


疲れ果てべとべとの身体 もまれて洗い流され回る回る 唸りをあげて螺旋の宇宙は回る回る

ソヨソヨハタハタバサバサとりどりのこいの音


2017年5月5日

 

| oiai | 17:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
袴田竜太郎 2016年作品

題名:宮前橋のエスキース
作者:袴田竜太郎
・油絵でドローイングした箱をインスタレーション ・多摩美術大学 絵画学科油画専攻卒業

油絵の具でドローイングした直方体の箱を高い位置に設置したインスタレーション作品です。

正直に言いますと、とても惜しい作品です。
もう少し視点を変えたら、独創的なインスタレーション作品になったと思います。
僕が大変感動したのは、見上げる箱の底に、神社の建物が抽象的に描かれた面です。
大変シンプルですが美しいです。
筆で描かれた形と紅と緑のにじみが自然と神社の建物が融合して日本の美意識です。
見上げる箱の底に描かれている空間設定が秀逸です。。その遊びが突き抜けています。
天の橋立てを股の間から逆さまに見ることを思い出しました。
だから、底を見させるために底の面を広くして、もっと描いて欲しかったです。
日本的な新しい形のインスタレーションになったと思います。
ただ箱の前の面は手慣れた感じの絵であまり良くないです。
敢えて、橋や風景を省いて水面と空の形だけでいいと思います。
作者は、一昨年から日本の神社などとの「接点」をモチーフに新しいインスタレーションを生み出そうとしています。

小品ですが挑戦する意欲が感じられます!
上空の箱の底を見上げさせる方法、又やってみてください。
じっと見上げて、首が痛くなるのがいいです!!

…ずっと以前、時間あると1人でバスに乗り海や山、神社に遠出しました。その途中、橋が在ると、橋の上で何時間も佇んでいました。
水面と大空の宙釣りの位置で2つの空間の色や形の変化を楽しみました。
それは、風景に抱かれた快楽でした…(藤澤伸太郎)


ぽっかり浮かぶ矩形 箱の底を見上げて覗く 紅と緑がにじむ彼岸の形

水面と大空に掛かる快楽


2017年4月18日
 

| oiai | 19:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
柏原崇之 2016年作品

題名:a lump on
作者:柏原崇之
・東京芸術大学 先端芸術表現科卒業

人の頭に大きな塊を載せた形の木彫り作品6点をインスタレーション

一見、可愛い人形たちのように見えますが、じっくり見て…想像しますと、まことに衝撃的な姿が浮かび上がります。
人間の頭に大きないびつな石の塊が乗った姿です。
その不安定な立ち姿が悩みを抱える現代の人間のようで、ユーモラスでちょっとシュールです。
人間の丸みのある形と石のゴツゴツとした対比が違和感があって面白いです。
でも、ちょっとモダンに成りすぎてインパクトが薄いですが…
一番大きな濃紺の形が詩的で好きです!
丸く大きな身体が深い海に頭は空の色、そして頭の上の大きな塊は白い雲に見えてきました。
人の身体と頭の塊が一転、風景に見えてきて重さが無くなる展開が素晴らしいです!!
きっと、悩み(重さ)を抱えた人間が風景に同化して、「軽くなる」造形だと思います。
3つぐらいに絞って、もっと大きくじっくりと作ってほしかったです。

…仕事などでストレスが溜まると、外海に行って、ちょっと深い色の海で身体を沈めて、海面から大空の大きな雲を見上げると、自分が風景に溶け込んでしまいます。(藤澤伸太郎)


大きないびつな石を 小さな頭に乗せる人 身体を深い海に沈めて大空の雲を見上げる

ロ―リングスト――ンと穴に落ちた僕


2017年3月30日

 


 

| oiai | 19:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
グループ展「安い肉、高いもやし」 岩澤菜生

題名:歩調の同化
作者:岩澤菜生
・女子美術大学ファッションテキスタイル表現領域の3人主催によるグループ展「安い肉、高いもやし」。
絵画、ファッションデザイン、グラフィックアート、芸術文学、陶芸、お笑い、ラップなど様々なジャンルのアーティストを集め、展示やライブパフォーマンスを行います。
皆様に新たな価値観をお届けします。

私は「歩調の同化」という作品を展示し、ライブでは落語を披露します。
「歩調の同化」は真っ赤な個性を殺す服を着た集団によるパフォーマンス作品です。
社会に生きていると、その場にいる人たちの歩調が一致する瞬間があります。
その瞬間があるからこそ、それぞれのもつ歩調は価値を持つと思います。(岩澤菜生)

・この作品は、画像(動画、静止)しか見ていませんが、パフォーマンスしている動画がユーモラスで、衝撃でした。
きっと会場でのこの衣装のパフォーマンスも素晴らしいと思います。
是非、見に行ってください!!
極力、ミニマルに抽象化された真っ赤な衣装に全身ぴったり覆われた人たちが、まるで、血液が人間に擬態化して生きて動いているようです。
生命の根源を感じさせます。
そこには、差別とか、異人種とか存在しません。
ただ、1人の人間が存在して動いているだけです。
あるいは、見ていると、動物や鳥や魚や虫にも見えてきます。
私たちがそれらの生き物と根源的に繋がっているようにも感じられる作品です。
この作品の素晴らしさは、ミニマルで抽象性が大変優れたところです!
誰にもそれぞれのイメージで伝わってきます。
作者は、自分のイメージに狭義にとらわれずに、見る人に自由に想像させ、作品に参加させて下さい!!
僕も着て画像に撮りたいです。(藤澤伸太郎)

グループ展「安い肉、高いもやし」

【日時】
3月26日(日)〜28日(火)
10:00〜19:30(最終日17:00まで)

3月28日(日) 12:00〜
レセプションパーティー+ライブ

【会場】
レンタルスペースさくら原宿竹下口 1F/BF
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-54-8
※JR山手線原宿駅 徒歩5分、地下鉄副都心線/千代田線明治神宮前駅 徒歩6分

【SNS】
Instagram   @nikumoyasi
Twitter   @niku_moyasi
Facebook   yasui.niku.takai.moyasi
 

| oiai | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
藤田卓見 2016年作品

「藤田卓見 2016年作品」
題名:ユーレイ
作者:藤田卓見
・壁面に1・03メートルの大きな印画紙にユーレイの写真、それをインスタレーションした作品
・多摩美術大学 グラフィックデザイン学科2年

夜の公園の街灯に照らされた糸杉の大きな写真です。
確かに、幽霊に見えます。
2つの明るいライトが幽霊の2つの光る目玉とピッタリ後ろの糸杉と重なって、恐ろしい顔が浮かび上がります。
更に良く見ると、糸杉の中にも、いろいろな小さい幽霊の顔がいくつも見えてきました。
現代的モダンな照明と古い自然とのそご【齟齬】感のある出会いから生まれた幽霊です。傑作です!!

大きな画面には、広大な暗闇が支配しています。
特に暗黒の大空がとても怖く感じられます。
その深い暗闇は、日常の明るい壁がくり抜かれた窓のようで、吸い込まれます。
吸い込まれた夜の公園に、幽霊が出現していました。
その画面は、写真と言うより作者が描いたホラー絵画のようです。

会場に、日常と異空間をインスタレーションした作品になっています。
写真の可能性が会場に新たな空間を造り出しています。
作者の「いたずら」が大変面白いです!
これからも、楽しませてください!!

…若い時見た夢です。自分の片手が少女の生白い手に変わり、その手を叫びながら必死に引き抜こうとしました。
部屋の壁がくり抜かれて、暗黒の空の向こうに、突然古いビルが浮かび上がりました。
それは、日常にくり抜かれた異空間の窓でした…(藤澤伸太郎)
  

真夜中の公園 糸杉の茂みに光る2つの目玉 浮かび上がる奇怪な顔顔顔

日常に切り抜かれた大きな覗き窓


2017年2月3日

 

 


 

| oiai | 12:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鈴木康広さんと浜松・見立ての観光地図をつくろう

題名:「見立ての観光地」作者:鈴木康広
・3月11日(土)に鴨江アートセンターでワークショップを行うことになりました。
「見立ての観光地」というプロジェクトで、街の中にあるものを何かに見立てて、その場所や物をささやかな観光地にするというもくろみです。季節や天気やタイミングによって見えたり見えなかったりするようなものも、観光スポットにします。

http://www.kamoeartcenter.org/events/mitatekankouchizu/

まずは3月にトークと見立てによる街のフィールドワークからはじめて、浜松在住の人は日常の中で見つけたものを採集し、5月に中間発表会をします。年内に完成させて、年明けにできたマップでツアーを行います。
もしも興味のありそうな方は、ぜひ参加してほしいです。(鈴木康広)
 
大変面白そうなプロジェクトです!
子供の頃、建物や木や場所にニックネームを付けて遊んだことを思いだしました…

浜松の街の中で、何かに見えるところを探して…わくわくしそうです…
浜松の風景が何か新鮮に見えてきそうです。

自らのジャンルを開拓して世界的アーティストに成った彼の作品は、私たちも見立てることで新しい発見が生まれます。
ものを見るもうひとつ視点が楽しいです!
是非、参加して楽しんでほしいです!(藤澤伸太郎)


さかみちをくだってたちどまり きみは「まばたき」した ちいさきはっけん「はばたき」ちきゅうをまわる


2016年2月27日

| oiai | 09:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
鈴木沙也子 2016年作品

題名:熱帯夜
作者:鈴木沙也子
素材:キャンバスに油彩50号
・「不安」をテーマに作品を制作しています。
・武蔵野美術大学 油絵学科油絵専攻卒
・ホームページhttps://122332182735.jimdo.com/
・告知●鈴木沙也子・石原愛海二人展「考えたくない人たち」
2月12日(日)〜3月5日(日)
elle a boode (エルアブード)
静岡市葵区両替町1-3-18

 

熱帯夜、部屋にサボテンが侵入してくる油絵50号の作品。
真夏の夜に、庭にある鑑賞用のサボテンが突然、野生化して、大蛇のように窓から侵入してくる絵です。
まことに、アイロニックな絵です。

作者の「無意識」がサボテンを化け物のようにユーモラスに描いています。
特に、その筆使いがにょきにょきとした動きを生み出して面白いです!
不安からか、恐れからか、作者が身体の内から突き動かされて描いています。
描くことに純粋さを感じて、ドキドキします。素晴らしいです!
いろいろな形のサボテンを描いたのも、次々と現れる恐ろしさが出ていいです。

ただ、大きな花の部分は要りません。綺麗に見せるための絵になってしまってます。
折角、「鑑賞から開放された絵画(サボテン)」になっていますから、それに徹して欲しいです。
見せるための絵から開放されたサボテンは、会場に化け物のように侵入して来ます。
次回作が期待されます!!(藤澤伸太郎)


熱帯夜サボテンが にょきにょき侵入する 鑑賞から開放された性


2016年2月7日

 

 

 

 

 

| oiai | 01:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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